tomo1961’s blog

-55を過ぎてギターを始めた男が早期退職した後の顛末'ing-

退職してからすべき勉強とは [No.2021-036]

退職後は時間があるだけでなく気持ちに余裕ができると思うし何か今までの人生の中で首を突っ込んでこなかったことについて勉強してみるといい。もしあなたに何かやりたいことがあれば、既にその事についての学習意欲が溢れてきているだろう。

 

 

今までの専門と真逆を学ぼう 

大きく言えば今まで技術系などのいわゆる「理系」寄りだった人は文学や経済を、「文系」だった人は物理や化学、数学などの方面に興味を持つのが良いと思う。

 

「文系」だった人が学ぶべきはなにか? 

例えば、テレビショッピングなどで「酵素の効果であなたの内蔵の活動を助けるサプリなんです!」なんて宣伝しているのをみると、私は「だからそれはなんていう酵素なんだよ?」と言ってしまう。

傍で見ているヨメさんには「ほらほらまた始まった」とか言われてしまうので最近では声に出さないように気をつけているが。

 

酵素」とは体の中で起こる化学反応の為の触媒として機能する物質の”総称”なので、「酵素」という名前の物質なんてものは無いのだ。


例えばアミラーゼという物質は人の唾液に含まれる酵素のひとつだ。

 

だから真面目な会社なら「XXXという物質が酵素として働くことで、(例えば)肝臓の働きを助けます」と言うはずだ。そうすれこっちだってその物質と肝臓との関係をネットで調べる事ができる。

結局私は「酵素」が効果の素と謳っている商品は買わない。

  

今あらためて調べてみたら、アミラーゼは初めて発見された「酵素」で酵素という総称がつけられるきっかけになった酵素なんだそうだね。

疑問に思ったことはその場で調べる、というクセも理系、文系に限らず有効だ。

 

かなり極端な事例としては、最近流れていてまだくすぶっているようだが、ファイザーなどのmRNAワクチンには「ハイドロジェルという物質が使われていて、この物質が個人の追跡装置として働く」というデマが流れている。笑ってしまう。

 

「ハイドロジェル」とは物質の状態の事でハイドロジェルという物質はない。

 

さらに「そのハイドロジェルが皮膚との間に積層してマイクロチップの機能を果たす」んだって!笑ってしまう。仮に意図通りに積層化出来たとして...

 

回路の生成はどうするのだ?!

 

こうしたデマについても半導体がどういうもので、その製造プロセスどうなっているのか知っているだけで、即座にデマだとわかる。

 

話を戻す。

私達が食事をとった後、体の中で起きているのは化学反応なので、科学という切り口で料理を勉強し直してみるというのもアリだろう。

 

数字もちゃんと読めるようになったほうがいい。
例えばコロナに対応するための2回目の非常事態宣言は、1月7日に発令された。

コロナウィルスは潜伏期間が2週間なので、宣言の効果が日当たりの陽性者数として見えてくるのは1月21日頃になるはずだった。

 

しかしどうだ、実際には宣言翌日の1月8日をピークにして減少に転じ、もう一度1月16日にやや低い2つ目のピークを残して早々に減少してきたのだ。

 

陽性者の減少は非常事態宣言の効果ではないことは明らかだ。

 

では何の影響で下がったのか?は、私がこの机上からネットを調べ回る範囲ではわからなかった。

しかし、私の意見と同じ結果にたどり着いている人はそこそこいるようだ。

 

病床が逼迫しているという報道も、全国の総病床数に対して、たったの3%の病床しかコロナ患者のために確保できていない事はほとんど表に出ないまま、その3%のうちの90%が埋まっている、という状況を取り上げて”騒いで”いたのだ。

 

さらに、政府が通したコロナ対応予算の殆どが使われていないというのも後から報道されたが、そういう数字は8月ごろ既にネット上で閲覧することが出来ていた。

 

話は逸れるが、コロナ対策費に関しては、佐賀市佐賀空港に「宇宙」をテーマにした空間をつくったり、佐賀玉屋を支援したりに使われていたという。

もうこうなると呆れて言葉が出てこない。

  

さて、私のように職業柄数字に対して訓練されている者は、報道を観ていてもその場で変なだと気がつき自分で調べるようにするので、上記のように比較的容易に正しい情報にたどりつけるのだが、多くの人は鵜呑みにしていたのではないだろうか?

 

数字を見るコツとは

例えば数字を見るコツの一つは、”%”で数字を出していているのに、その母数と母数が何であるか?が伏せられている場合だ。こういう数字の出し方をしている場合は、言葉は悪いが大抵の場合は”イカサマ数字”だと覚えておくといい。

 

極端な例でいえば、Aという商品の売上が、”10%アップ”と、Bという商品は”80%アップ”という結果の数字があっても、Aの元の売上げ数が1,000で、Bが100なら商品Aの方が売れているのだ。

この場合で、後者のCMが「先月から80%売上げアップ!売れてます!」なんて叫んでいることがあるので要注意だ。

 

先の病床数の例でも、母数となっているコロナ患者向け病床数が、全国の病床数のたったの3%だったのだ(くどいけど)。

 

そもそも、先進国の中で日本と比較し人口と国土面積が近いイギリスでも日当たりのピークの陽性者数は、日本の8倍だ。アメリカは桁違いに多く32倍である。それでもどちらの国も病床はほぼ確保出来ていたのだから、こういった数字を見ていれば、日本の病床数逼迫は陽性者数が増えたことが原因ではないと言える。

結局、未だに予算を余していたり他の用途に使ってしまったりしている事を考えれば、原因は政策又は運用に何らかの問題や怠慢があったのだろう、ということが推測できる。

 

小池知事や報道は病床逼迫の原因を若者に投げていたな。ひどい話だね。

女帝 小池百合子 (文春e-book)

女帝 小池百合子 (文春e-book)

 

 

「理系」だった人が学ぶべきはなにか? 

さて、私と同じ「理系」の方々は上に書いたような事は得意だろう。ではどうするか?

 

私は今まで「理系」としてやってきた人には、真っ先にお金と経済について勉強する事を勧める。

 

以前紹介した以下の4冊は必読書だと思う。関係する話題を扱っているブロガーさんやYouTuberさんも勧めているし、英語圏の情報を辿ってみてもほぼ必ずと言っていいくらい取り上げられている。
tomo1961.hateblo.jp

 

経済ついては大学1年生の時に買わされた加藤寛先生の「経済学」という本がまだ手元にあったので読んでいる。難解なので休み休みだが、経済と政策の関係や各国の歴史を経済学的側面で検証しているのでとても(いまさら)新鮮で興味深い。

 

「一般教養も真面目にやっとけばよかったなぁ」という後悔はかなり(40年も!)手遅れだった。

 

 実際の教科書はコレ↓ 

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小説も読むようにしている。

最近ではこれが面白かった。 

 

古い名作は青空文庫で無料で読めるので、名前だけ知ってて読んでいなかった名作はこの際読んでみるといい。Amazon電子書籍Kindle Unlimitedに加入すれば無料で読めるものが多数だ。

 

広い分野をまんべんなく学んできた人は素晴らしい

もちろん、現役時代から広い分野の知識を身につけて来ている方々はすばらしい。本当に尊敬する。

 

退職後は、テレビを観ずにネットにも過剰にはハマらずに、ゆっくりと読書をして知識を身につけるのが、人生後半戦のために有意義だと思うがいかがだろうか?

 

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私のもう一つのブログ「50歳からの単独行」も、是非御覧ください。
50歳から再度山に登り始めたお話を小説風に書いています。
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