tomo1961’s blog

-55を過ぎてギターを始めた男が早期退職した後の顛末'ing-

料理という趣味 各論 [No.2021-010]

趣味全体として言えることだが、”趣味”というからには徹底的に追求しなければならない、なんて重く考えないことだ。あまり重く考えすぎると面白くないし楽しめないし、大体にしてなんのためにソレやっているのかわからなくなる。

 

人生を楽しむためにやることに義務感やプレッシャーを感じていては本末転倒である。

 

そこで今後、私が趣味だと思っている中で軽い方から各論を展開してゆきたい。

今回は料理について。

 

 

料理と言っても、趣味的にやるのはパスタ料理に限っていると言ってもいいかもしれない。

話は17年ほど遡るところからになるが、セブ島の工場に4年ほど駐在していたことがある。

向こうでは日本人駐在者で数人毎共同で、現地人の”ヘルパーさん”と呼ばれる、日本で言えば”お手伝いさん”を雇って掃除、洗濯、食事をやってもらっていた。

皆さん一生懸命やってくれていたし、掃除と洗濯はとても丁寧で助かったのだが、料理となると人によるばらつきが大きく、自分の担当になったヘルパーさんが料理下手だと結構悲惨なことになった。

 

駐在員は時期にもよるが3〜4棟に分かれて暮らしていたので、ヘルパーさんもその棟ごとに1〜2名ついてくれていた。指名は総務経理担当の駐在員が決めていたので、我々に選択の権限がなかったのだ。

記憶が定かではないのだが、たしか最初の人はそこそこの料理を作ってくれていたと思う。しかしローテーションでヘルパーさんが変更になったときから困ったことになったのだ。

 

その人は日本食が苦手、というか知らなかったんだと思うが、毎日がフィリピン料理になってしまい、もちろんフィリピン料理でもとても美味しいメニューもあるので、最初は怖いもの見たさで皆で楽しみにしていたが、1ヶ月も過ぎるとほぼ苦痛でしかなくなってしまった。

その棟の私を含めて6名の駐在員のうち二人の方がそこそこ料理をやる人だったので、あるとき以後、ヘルパーさんには掃除と洗濯だけしてもらい、朝夕の食事は毎日自炊をしようという事になったのだ。

もちろん私は困ったのだが、そのおふた方になんとなく教えてもらったり、自分で調べたりして自炊を始めてみると、これが意外とハマったのである。

 

私は朝食はワンパターンで全然良いので、目玉焼きかスクランブルエッグとサラダに味噌汁とご飯を一杯いただく、というメニューにして固定した。メニューをある程度固定すると作業に習熟かかりどんどん手際が良くなる。

1ヶ月もすると夜のうちの段取りを増やしたりもして、朝は10分もかからずに調理出来るようになった。

 

材料は、ヘルパーさんに頼んで昼間現地のスーパーで買ってきてもらうようにした。
味噌汁の具は、例えばオクラが日本と同じ種類が手に入る。というかおそらく日本で買うものよりフレッシュでおいしいように思えた。
日本から持ち込んでいったフリーズドライの昆布やお麩なども活用して、朝食は味噌汁の種類にバリエーションをつけて楽しんだ。

 

夕食は色々とやってみたが、やはりパスタが一番楽だったのと、セブ市内のイタリア人オーナーがやっているイタリアンレストランに結構入り浸っていたこともあり、漠然としたイメージがあった。もちろん店の味にはかなわないが、やってみるとなかなか美味しく作れることがわかった。

そのレストランはLa Buona Forchetta Da Paoloという名で、Tripadvisorの英語版で"Italy in Cebu" として紹介されている店だ。

たまにカレーを作るが、ルーを入れる直前のものを小分けしておいて、後日火を入れ直して味噌を入れれば豚汁として楽しめる。

休日は午前中はスキューバーダイビングに行くのが恒例で、午後はあまりやることがなかったのだが、自炊を始めてから現地のスーパーに行ってどんなものが食えそうか?物色に回るようになり、それもとても楽しかった。

それから料理本を買ったりしてどんどんハマっていったのだ。

 

その時期に使った料理本がこれ。まだ持っているがもうボロボロになっている。Amazonで調べてみると、既に廃版になっているようだが、この本には大変おせわになった。

365日スパゲティが食べたい

365日スパゲティが食べたい

  • 作者:西巻 真
  • 発売日: 1996/06/01
  • メディア: 単行本
 

 

この本にもお世話になった。
カルボナーラはこの本のレシピで作っていたと思う。今あらためて開いてみるとそのページに付箋が貼ってあった。 

 

ちと高いがこの本も良いと思う。
最初はとにかく掲載されているメニューが 多いほうが楽しめると思います。

日めくりパスタ:プロのパスタアイデア12ヵ月365品

日めくりパスタ:プロのパスタアイデア12ヵ月365品

  • 発売日: 2019/03/22
  • メディア: 単行本
 

 

島なのでエビやイカは現地のスーパーで安くて新鮮なものが手に入るし、もちろん魚もうまいのでパスタと焼き魚+サラダ、というような感じでいろいろと工夫してつくっていた。おかげでその後の駐在員”食”生活はとても楽しく過ごすことが出来たし、今でも食べたくなれば作る、という感じである。

 

特にパスタは麺の種類やオリーブオイルについてハマっていってもいいし、道具にもハマることも出来る。というように沼に落ちた後更に深みにハマってゆくことが出来る楽しい趣味になると思う。 

 

  

以上の通り、最初は自分が”料理を楽しむ”なんて想像すらしていなかったが、ちょっとやってみると意外とハマり現実になる、ということがある。
”それは俺が入り込む世界ではない”という既成概念を捨ててどんどん手を付け、私のパスタのケースのような自発的なきっかけでない場合も含め、何かをトリガーにして、ハマる事を積極的に見つけていっていったほうがいい。

 

 

という事で、そんな程度は趣味じゃあね〜よ、と言われそうなボクの料理の話をしてみた。

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