水曜日は「退職前後の話題」として書いているのだが、当時の写真が出てきたので、唐突だけど911発生の数カ月後にニューヨークに出張した時の事と、これに関連して今考えることについて書いてみた。
既に以前、以下の記事で当時ニューヨークに出張で行ったことについて触れている。
２００１年の１０月に予定していた出張が、９１１発生を受けて一旦中止になったが、翌１月には「行け」になったという話。
あたりまえだが、本当に気が進まない出張だった。
その出張メンバーは、アメリカ駐在の経験がある６つ上の先輩と３つ下の後輩、私の３名。皆気の知れた仲だったから、まだ良かった。
気が進まないまま、日曜日の夕刻にJFKに到着すると、現地拠点側で手配してくれた迎えの車が、リンカーン・コンチネンタルの黒塗りのリムジンだった。
映画に出てくるようなロングコートをまとった運転手付き。
我々はこれで一気に気分が良くなり、仕事でも現地社員の方々がとても良くしてくれて、「９１１の後で心配だ」なんて事はすっかり忘れてしまった。
仕事は順調のまま最初の５日間はあっという間に過ぎた。
そして金曜日の昼間、土曜日にGround Zeroに行く、と聞き、また我に返ったと言う感じだった。
我々の側は皆気が進まない感じだったが、駐在員の方は、私達出張者にどうしてもGround Zeroを見せたかったらしく、見学テラスの整理券を確保しようと、前の晩に列に並んでくれたのだが、とれなかったそうだ。
さて、その日の１枚がこれ。
エンパイアーステートビルの展望テラスから、マンハッタン島の先端方向を撮影したもの。うっすらだけどリバティー島の自由の女神も見える。
撮影の５ヶ月前ならWTCのツインタワーが写っていたはずだ。もちろん新しい今のワン･ワールド・トレード・センター・ビルはまだ無い。撮影は2002年の１月。
見学テラスには入場できなかったが、駐在員は私達を連れて人気のない路地に入ってゆく。私は映画に出てくるニューヨークと同じ景観の中を緊張しならがついていった。
「ここらあたりが限界かな」と駐在員が言って立ち止まったのがここ。
当時ニューヨークの街のどこにでも置いてあった、金属製の大きなゴミ箱の上に上げてもらって、さらに思いっきり背伸びをしてカメラを高く上げて撮影したのがこの写真だ。
回りのビルの壁には、崩落時に巻き上がった大量の土ボコリがまだしっかりと着いていて、その規模の大きさは十分感じさせられた。
今、この写真を見てあらためて感じるのは、人は全然反省していないな、という事。
この事件の根幹は、
力による主張の行使だ
自らの主張を押し通すためなら、力、場合によっては武力の行使も辞さないという考え方に問題がある。
最近では、高校生へのワクチンの摂取を始めた愛知県東郷町などの自治体に対して、電話とFAXを連続的に入れることによって、業務を停止させた。
いわゆるDdos的攻撃が行われた。
バックで暗躍しているのはこいういう国だ。
そして、日本では特定政党や”市民団体”などが取次をして加担している。そういう力による攻撃を行っている所が問題だよ。
以前池江璃花子さんへのSNSの攻撃も、Ddos攻撃の方式に倣ったものだったよな。
要はどれも力による主張の行使だ。
SNSやブログを読んでいると、1960年代の学生運動を美化するような主張や、同じような方法で政権を奪取しようなど、到底現代には受け入れられないような事を、真面目に考えている人がいる。
彼らは机の上の勉強ができるタイプの”頭がいい”人のつもりらしく、いろいろと理屈をこね回しているが、冷静に考えればそれらは「ただの考えすぎ」に過ぎない。
偽情報や破綻した論理（マルクス主義のような）や思想を元に、非現実的なことを頭の中でこねくり回して、間違った結論にたどり着き、さもそれが自分の考えであるかのように錯覚しているだけだが、そうなってしまったらもう、その人は目を醒ますことはないのだろう。
洗脳状態になってしまうのだ。
本当に怖いな
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今日の一曲
「Salt Of The Earth」The Rolling Stones
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