いい天気が続いていたから将棊頭山にでも登ってきたかったのだが、小さな用事が毎日のようにできて行けず、たまに丸一日暇な日があっても天気が悪かったり、というのが続いている。
もう山に登りたくて仕方ないのだが。
さて、前回までに、私は山行中の食料は、山では調理をせず、山小屋食やアルファ米、さらに多少の缶詰等で食いつなぐ、というのがスタイルだと書いてきた。
これらは軽量化と身軽さが目的で、それなりに達成できている。
しかし、もっといい方法がないものかと調べ続けてゆくのも必要な事だ。
今回は、米を持参して山で炊飯する事を想定した場合、今のやり方と比べどのようなメリット/デメリットあるのか検討してみた。
先ずは「メスティン」という器具があるのをご存知だろうか?最近は登山で炊飯するならこの器具が一番メジャーなようだ。
昔アウトドアで炊飯する場合はほぼ100%「飯盒(はんごう)」という器具を使用していた。古い人は知っていると思う。
飯盒はまだまだ現役として使っている人も多く、今でも購入可能だが、慣れないとうまく炊けないので、キャンプなどで飯盒を使うこと自体を楽しめるようでないなら、もう既に過去の遺産になった器具と言っても言い過ぎではないだろう。
もちろん、今はこんな大きなモノを登山に持参する人はいない...もしかしたら大学の山岳部の一部が使っている可能性はあるかも?
で、これが最近メスティンに置き換わってきたというわけ。
メスティンの特徴を一言でいえば”一合炊き飯盒”と言ってしまっても間違っていないだろう。
さらに、浅底で取っ手があるのでフライパンのようにして調理に使うことも出来る。
似たような形で様々なメーカーから発売されているが、最近キャンプや登山でこれを使うのが流行っているそうだ。
私はまだ持っていないが、果たして巷が騒いでいるほどのメリットはあるのだろうか?
重量
これまでの装備に加えてメスティンを持参しなくてはならなくなる。同重量の飯を炊くための米の重量が、尾西のアルファ米と比べて約2割重い。
容積
米の容積は尾西のアルファ米と比べ約1/2なのでスペースメリットはある。
しかしメスティンを余分に持ってゆく分のスペースはデメリット。
その他
飯を炊いてしまうと器具が汚れる。
一般的に山頂付近のテント場では食器を洗うのは禁止されているし、そもそもそんな水はないところがほとんどだ。だから、一泊以上の場合困ってしまう。
まとめると、今までのスタイルを変えてまで山で炊飯をするメリットはなさそうだ。
そんな事に気を使ったり時間を取られるなら、これまで通りアルファ米でいって、その時間を景色を眺めたり、昼寝をしたりに使ったほうが有益、というのが本日の結論。
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今日の一曲
「WE'LL NEVER HAVE A TROUBLE」T-SQUARE
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