今回は、このブログとしてはやや異色の話題となる。
ニュースなどで外国人の技能実習生について報道されることがある。
その話というのが、実習生を”労働力”として使っている事を、当然として、前提として報道しているのだ。私はとても違和感がある。
なぜなら、私がやはりセブ島の工場に駐在していた時の話になるが、現地で採用した従業員の中で、この先伸びそうな子の中からさらに選抜し「技能実習生」として日本の工場に長期出張させる事があった。これは新しい製品が入ってきたとき、また現地社員に指導者クラスの者が育っていない技術に関して年に数回は実施していた。
私が駐在していた2003〜7年の頃は、短期の場合はビザ不要だったと思う。だから2週間ぐらいの場合は特に手続きに問題はなかったのだが、技能習得に3ヶ月,6ヶ月,1年という期間が必要な場合も多く、その長期出張の手続きの度に日本の外務省から差し戻しされたと記憶している。
差し戻されたときにはコメントがついてくるので、差し戻しの原因は”労働力として使おうとしているのでは?”と疑がわれていたのははっきりしていた。
もちろん私達は労働力ではなく実習が目的だったのだが、外国人の労働については厳しくチェックされていたという実感があった。
あらためて外務省の関連ページをみてみると、フィリピンについては私が駐在していた頃よりやや厳しくなっている感じだ。
しかしどうだろう。最近ニュースなどではこんな感じに流れている。
「外国人技能実習生がコロナ禍で入国できなくなっている影響で中小企業の労働力が不足しています」
何故だ、普通に考えれば実習で教えるのには作業のロスが生じる。だから実習生が少なくなれば作業の効率は上がるのが自然なハズで、このコロナ禍の最中に実習生がいないことは日本の企業にとってはありがたいハズだ。
さも「実習生」=「労働力」という事が暗黙に了解されているかのような論調になっているし、実際にそのように運用されているのだ。
私には、どこをどう調べても実習生を労働力として働かせて良いという理由が見つけられない。
一体どうなっているのだろう?
百歩譲って、なにか「労働力」として使って良い条文があったとしよう。ならば彼らには日本の労働法に従って日本の最低賃金以上の賃金が支払われなければならないはずだが、実際にはほとんどの会社が最低賃金に満たない額しか支払っていないという。
何故だ?
今日の記事は短くてすまんが、どなたかこの疑問について解説していただけるとありがたい。
識者の方々どうかお願いします。
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