ちょっとかなりクドくなってしまうのだが、「道迷い」について書き足りていないと思ったので追加で書いてみたい。
以下の写真はただ林の中を撮ったものではなく、登山道の途中の写真だ。
2013年に西駒ヶ岳から権現づるねルートに入り、この尾根を下山中に撮影した。
写真の中央の倒木の向こうに、逆S時のように登山道が続いているのが見えるだろうか?
この権現づるねルートは、いわゆる「メジャールート」には属さない登山道だ。
何をもって「メジャールート」と呼ぶか、その定義はないし曖昧だ。
私は自分の中で「夏山登山シーズンの休日に、登山者が頻繁に通過する」としている。
「道迷い」と「メジャールート」の何が関係しているのか?
「メジャールート」は人通りが激しい為、森林地帯では上記写真とは違いルートがはっきり見え、シーズン中は倒木などはすぐに片付けられる。
この写真のような非「メジャールート」は「マイナールート」とも呼ばれるが、この「マイナールート」という言葉も定義が非常に曖昧だ。
ここで言っておきたいのは、60歳くらいで登山をする者は、基本的に「メジャールート」使うようにしたい、という事。
私も、西駒ヶ岳や経ヶ岳のように、自分の地元の山でその地形が頭に入っているところ以外は「メジャールート」を使うようにしている。
「メジャールート」を使うメリットは他にもある。
例えば、万が一行動不能になってしまった場合、マイナーなルートを歩いていれば、登山道上にいたとしても、運が悪ければ何日も人が通らない可能性がある。
例の写真の「権現づるねルート」に関しては、おそらくシーズン中でも平日は誰も通らないだろう。
では何故私は使ったのか?
地元であり何度も通っていて前後の距離感がわかっていて、セルフレスキューのツールを携帯しているから、大丈夫だろうと考え、覚悟の上で入っている。
参考に、途中からとなるが、この動画をリンクを付けたところから9:31まで観ていただきたい(もちろん全編見てもらうのがベスト)。
この人の解説は良い。
道迷いに関しては、この本にも一度は目を通しておくべきだ。
以前以下の記事を書いたが、マイルールに「メジャールートを使う」を追加しておいた。
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「負けないで」ZARD
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