頭の中に”スイッチ”ってあるよね?
私のスイッチも作動してしまって、ブログについてはしばらくの間”OFF”だった。
今回”スイッチ”の作動要因としては、父親の入院後の様態や、中小企業診断士の勉強が当初の予測を大きく超えて難儀していることなどがある。
カチン
と動作して以来この1ヶ月ちょっとはブログスイッチが切れっぱなしになっていた。
なにしろ「財務・会計」について全く理解が進まず毎日イライラしながら、それでも食いついて取り組んでいるのだが、そうなると他のことに考えがいかなくなる。
かといって他の科目も進めていかなければいけないので、苦手な「財務・会計」は頭が冴えている早朝学習として、昼間は次へ次へと進めるようにしていた。
で、ようやく12月初旬には7科目中4科目目の「経営情報システム」に手を付けることが出来た。
これも相当な難関と思いきや、内容は我々90年代のパソコン自作ブーム世代には基礎中の基礎のレベルばかりで簡単な内容だったので一気に進んで気持ちがだいぶ楽になった、というわけ。
IT関係の知識というのは、診断士やコンサルにはこの程で十分だ、ということなのだろう。
少し話は飛ぶがここんところの「電子機器に疎い中高年」というステレオタイプの論調にはつくづくうんざりする。
今現在、丁度還暦の我々の年代が20代の頃は、国内でメジャーだったNECのPC98シリーズではMS-DOSのコマンドラインの操作が必須だったし、その後まもくPA/AT互換機が日本に上陸し、技術系の職場に限られていたかもしれないが、DOS上で走るLotus123やMS-Excel、一太郎などを使って既に仕事に活用していたのだ。
今から30年以上前の事だよ。
例えば、工場の各エリアの塵埃測定を、本社の要素技術開発から借りた自動機を使ってデータを採り、CSV形式でフロッピーディスク経由により手元のPCに持ってきてLotus123で集計して、各部署の時系列データとしてグラフにして、そのグラフを画像にして一太郎に持ってきて報告書に仕上げ、あからさまに社内関係部門に出したら、エラク怒られた。
現場では昼間定時測定(うろ覚えだが10時と15時だったと思う)をしていたが、その時の塵埃数は低いし、規定があるから逸脱していたらもちろん何らかの対応が必要になる。
しかし、私が連続測定した結果では、朝空調をオンにして就業時間が始まった時や昼休憩の後に人が出入りする時などに、驚くほど塵埃数が増加(場所によっては100倍ほども)していたことがわかったのだ。
しかし直属の上司から、
「現場のリーダーが気にするからホントのことを表に出すな!」
って言われて、がっかりする前に笑ってしまった。時代だねぇ
空調設備を24時間稼働にするとか、塵埃を嫌う製品のエリアは陽圧にしなきゃ、等色々提案したが、まだその時代には役職者やリーダークラスの知識が追いついていなかったから、その後10年近く受け入れられなかったな。
社内にネットワークが入ってきたときも、IT部門が設立されるまでは我々製品技術部が担当していたから、当時は基幹線を10Base-2でひいてスイッチングハブから10Base-Tで、ということで最初は技術部と開発部のPC数台をつなげて製品開発の進捗情報を共有したところから始めた。
これもまだWindows95が出てくる前だったから、コマンドでいろいろやんなくちゃなんなくて大変だったけど、メインの製品開発の仕事の合間に、数人でワイワイいいながらの丁度いい気晴らしになってよかったね。
当時は一日24時間使い放題の「日本総ブラック企業時代」だったから、方針にも業務計画にも上長からの指示も何もなくても、自分たちのやりたいようにやってたなぁ
”スイッチ”が切れる時がなかったヨ
そんなことを思い出して、20代の時の自分に見られても恥ずかしくないように頑張らないと、と、ブログもまたボチボチがんばりますね。
切れた”スイッチ”を再び”ON”にするには、「先ずは手をつける」ってのが一番の秘訣だ。
このブログについて知りたい方はこちら
=====
今日の一曲
*本ブログに掲載している広告とリンクを除く全ての写真はtomo1961又はその家族が撮影したものです。
-----
私のもう一つのブログ「この世は話題に事欠かぬ」も、是非御覧ください。
世の中の話題について自分なりの咀嚼結果を残しています。
こちらからどうぞ↓
https://tomo1961.hatenadiary.com/