昨日こんな記事が目に入ったので、ざっとではなくしっかりと、それも3回も繰り返して読んでしまった。
大抵こういう記事には、というか人に見せる文章というものは、最後は「回答」と言って良いような結論的な一文を設けるものなのだが、この記事にはそれが何度読んでも見当たらず、定年後の働きかたとしてやってはいけない事として5つ紹介してだけで終わっている。
ちょっとびっくりした。
しかし、指摘の「5つ」は確かに当たっていると思う。
ひとつひとつ見ていこう。
・定年後の「充電期間」
これは良くない。定年を迎えるより以前から計画し、定年退職日の翌日から活動を始めるべきだ。
・資格の勉強
書かれているように、定年退職後も時間は有限だからムダな資格など取るべきではない。
とにかく、定年を迎えるより以前から計画的に動くべきだ。
・再雇用
実際再雇用制度のもとで働いている方も多いから、完全否定してしまうのも申し訳なく思うが、特別な再雇用契約の枠(企業によっては有)に当選しない限り、虚しい定年を後過ごすことになる。
・趣味の延長の開業
有り余る事業資金を自己で用意できていない限りリスクが高すぎる。
世に成功例の紹介が多いが、それは失敗事例が紹介されていないだけなのだ。
・雇われ社長
書かれているように責任だけが重いなら近寄らないほうが良い。
さらに、万が一経営破綻した場合に、経営者の一人として身ぐるみ剥がされるリスクも有る。
という事だ。
で、あればどうしたら良いのか?がこの記事には書かれていない。
どうすればよいのか?
そういった不安に対する答えについては拙著「定年準備〜五十歳からでは遅すぎる」でかなりカバーしているので、良ければ以下参照いただければ幸いだ。
<本書前書きより抜粋>
「定年を考え始めるのは五十歳でも手遅れかもしれないですよ」
なんて言うと、何をバカなことを言っているんだ、まだ早いよ、と笑われそうですが、今は「人生百年」と言われている時代。まだまだ20年30年は元気で生きて行けるのです。
そうすると再雇用で働くよ、と言う人が多いでしょう。でも、再雇用は給与だけが半分、待遇は悪くなるのが普通なんです。
私は、再雇用後最初の給与支給日に自分の待遇を知って愕然とした、という人を実際に目にしてきました。
本書では、五十歳を過ぎた時から少しづつ定年退職について考え始め、五十七歳のうちに早期退職すると決断し、実際に五十八歳と半年で退職した私の体験に基づいて、定年退職に向けて早い段階から考えておくべき様々な事柄について書きました。
早い時期から準備を始め、定年退職を経て次の人生をスタートさせるところまで、やっておくべき事や注意すべきことなどを書いています。
皆様の輝く第二の人生の、少しでもその準備のヒントになればと願っています。
この、拙著「定年準備〜五十歳からでは遅すぎる」は、AmazonのKindle Unlimitedに加入されていれば無料で読むことが出来ます。
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「Party All Night」FAITH
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