最近、報道やSNSに流れているのを見ていると、物事に「反対!反対!」と叫んでみたり、表向き叫ばないにしても、不満をためて後に爆発してしまったり。そんな人が多いように感じる。
こういう傾向が過去と比較して増えているのかどうかはわからないが、問題になるほどに多いことは間違いないだろう。
「反対!反対!」と言ってる殆どの人が、なんの調べもせずに、結局は自分の不満を発散させるための行動として動いている事は、これは間違いなさそうだ。
共産党、中核派、海外の勢力など、不満を持った人たちにトリガーをかけて集め集団化させているケースもある。
この写真のツイート主は「共産党」と書いているが、写っているレインボーカラーの旗にはハングル文字が見えるから、そちら方面から入り込んだ勢力なのだろう。
そもそも彼らには何の主張も信念もないだろうことは「反平和」という並びに気がついていないことからも明白だ。
東京オリンピック反対の人達も、結局その中心には中核派がいた事がわかり、メディアも五輪反対デモに寄った報道ができなくなった。
メディアが、それも昼間の地上波で流れている「おはなし」は嘘偽りばかりだ。
ここまでの行動を起こさないまでも「自分のこの不遇は政府のせいだ!社会のせいだ!」という不満を持っている人が多いと聞く。
そしてその不満を、一日に何度もツイッターのタイムラインに投稿する。
しかし私は「この人は、こんなに高い頻度で書いていて、本当に自分の頭で考えているのだろうか?」と疑問に思うのだ。
自分の不遇の理由を、政府や社会、他者に転嫁することは簡単だが、冷静によく考えてみて欲しい。
東京オリンピックが、パラリンピックが中止になったとして、あなたの生活がなにか良くなるだろうか?
「良くなるはずだ!」というなら具体的にそれはなにか?考えてみて欲しい。
数分考えるだけじゃないヨ、まぁ丸一日くらいは考えてみてくれ。
どのように考えるか?というと、次のように何が起きたら次にどうなる?というように、自分が持っている情報の範囲で考えるのだ。
パラリンピックが中止になる > 多額の税金が節約になる > 1兆8千億円の経済損失が発生する > 多くの飲食業が損失を被る > 飲食業を中心に仕事が減る > 損をするのは一般市民、それも中/低所得者+非正規労働者
簡単に書くとこうなっている。
自分は不遇だ > それは政府や資本主義のせいだ > 革命を起こして新しい社会を作ろう!
これだけだ。
でも。彼らにその「革命後の新しい社会」とは何か?なんてものの構想なんて何もない。
聞けばこう答えるだろう「これはマルクス革命だ!労働者が輝ける社会が出来るのだ!」と。
いったい「労働者が輝ける社会」ってなんなんだ?
それにそもそも、今現在世の中には不遇な労働者よりも、輝いている労働者のほうが人口比で圧倒的に多いはずだ。
「マルクス革命」と言って出来たソ連や中国、北朝鮮がどうだったのか知らないのだろうか?
要は彼らには将来像なんてものはないのだ、今現在の、自分でもなんだかわからない「不満」のはけ口として「活動」というものがバラ色に見えているだけなのだ。
ではどうすれば良いのか?
先ずは自分の身の回りをよく観察しなおして、経済的、社会的立場を客観的にみなおす。出来ればそれを手帳に書き出してみる。
これは、自分の足元をちゃんと見直すことになる。
第一に、今、本来自分は何をすべきか考えてみよう。わかったら即行動だ。
例えば日銭がないならバイトなり、非正規でもいいから働く。知識がないなら本を読む。資格が必要なら勉強する。
例えば、金に困っているのなら試しに1〜数ヶ月、テレビもSNSにも気にせず、友達とのLINEもそこそこにして、無駄遣いせず本当に無心に働いてみてよ。
そうすれば、手元にはいつも以上のお金が残っているはずだ。
今までより多いその額はなにか?
それが「不満」でムダにしていた人生の代金だよ。
逆に、あなたの不満の原因が働き過ぎなら、休んでみなよ。
まる一日くらいスマホの電源を切って、テレビも気にせずに一日中考え事をしてみるといい。但しポジティブに考えてね!
今までの人生、自分は何をやってきたのか?何が出来るのか?
今の境遇とのギャップは何なのだろう?と...
会社なんて辞めたったいいぢゃん。一生懸命やればどこでもなんでも出来るよ。
そもそも、本当に都会に住まなきゃダメなのかぃ?田舎なら4万も出せば、一人暮らしなら広くてきれいな物件がいくらでもあるよ。
とにかく悶々として行動せず、立ち尽くして不満で一杯になるのじゃなく、
世の雑音から耳を閉ざして、
前向きに無心に明るく、そして
逐一ポジティブによく考えて行動
していれば、今のその不満はなくなるし、もっと高く崇高な不満が湧き出てくるはずだ。
崇高な不満は次の目標になる。
前に進もう!
このブログについて知りたい方はこちら
=====
今日の一曲
「Top Of The World」The Carpenters
*本ブログに掲載している広告とリンクを除く全ての写真はtomo1961又はその家族が撮影したものです。
-----
私のもう一つのブログ「この世は話題に事欠かぬ」も、是非御覧ください。
世の中の話題について自分なりの咀嚼結果を残しています。
こちらからどうぞ↓
https://tomo1961.hatenadiary.com/