コロナについて、SNS等でいろいろと騒いだり、間違った理解をしている人がまだいるようだが、ちゃんとしたデータを見て考えたほうがいい。
SNS=人の噂だ
最近だと「インド株はすれ違っただけで感染する」と恐怖を煽る記事が出ている。
このインド株(デルタ株)の感染が既に広がっているイギリス(United Kingdom)の例を見るとわかりやすくていい。
先ず、イギリスの陽性者数は増加中だ。これは事実。
そしてもう一つの事実はイギリスの高いワクチン接種率だ。既に64%を超え、引き続き増加傾向を維持している。
以下の、毎日新たに確認された陽性者数のチャートをみて欲しい、確かに報道で煽っている通り、イギリスではかなりの増加傾向だ。数字は百万人あたりの人数になっている。
このチャートを見るだけだと確かに怖い感じがある。だが、イギリスでの陽性者の増加=恐怖は事実と言えるのか?
ちなみに既に多くの人が報道で御存知の通り、イギリスではもう街なかでマスクをしている人は殆どいないそうだ。
次に同じサイトの、死者数を示したチャートを見てみよう。数字は上記同様だ。
イギリスでの死者数は、直近で微増の傾向は認められるものの、陽性者数が激増しているにも関わらず低水準で推移している。既に日本より低い。
これが何を意味しているかはもう分かるだろう。
ワクチン接種率が上がるに従い、陽性者数が増えても死者数は減少すると言えるのだ。
1月9日時点で陽性者数が日本の約20倍、そして同じく2月23日時点で死者数が28倍だったイギリスが、ワクチンの効果でここまで死者を減らす事が出来たのだ。
ワクチンの有効性と、コロナは怖い疾病ではなくなりつつある事を現している。
同様に同じチャートの日本の傾向を見ると、ワクチンの摂取はそれほど進んでいないにもかかわらず、陽性者数、死者数ともに減少中だ。但し、死者数についてはワクチン接種が多いイギリスの方が日本より減少して安定しているという事がわかる。
政府はこういった事実を元に発言していて、菅首相が「ワクチン接種急げ!」と言っている意味はここにあるのだ。
”政府の言っていることはまやかしだ”、と怒っている情弱者は、このような事実をみて、今一度自分の意見が正しいのかどうか考え直してみよう。
さて、情弱者には2つのタイプが有る。
一つは情報を受け取っていない、受け取れずにいる人達。こういう人は自分に情報が不足している自覚はあるから、まだ健全と言える。
もう一つのタイプが問題だ。
彼らは報道やSNSに乗って流れて来る情報を、全て抵抗なく受け止めている人達だ。このタイプは実際に溢れ返っている情報を受け取っているがその取捨選択が出来ない人達だ。
”情報”自体はあるので、不足しているとは思っていないし、事実、”不足”はしていないのだろう。
だから情弱なのに情弱という自覚がないのだ。これは恐ろしい境遇と言える。
流れてくる情報を無抵抗に受け入れて、それが自分の意見だと錯覚してしまう人達は哀れだ。
コロナに関連する数字とチャートは以下のサイトでいつでも閲覧可能だ。
要は「一酸化二水素の罠」のような話に簡単に引っかかるような愚かな人間ではいけないという事だ。
インターネット上にあらゆる情報が流れている現代において、そこから得られた情報の真偽を見抜く力の有無や良し悪しで、下手をすると各々の人生すら変わってしまうのかも知れない。それはコロナの恐怖より怖いことなのだ。
そもそも、という記事があったのでそのリンクも付けておく。
「兄さん、お姉さん方、いい加減目を覚ましなよ」というところか。
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今日の一曲
「7 Things」Miley Cyrus
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