先日４回目のワクチン接種を受けてきた。
ニュースやネットにあふれている情報を総合すると、最初に２，３回ファザーを摂取している人が次にモデルナを摂取すると、抗体の減る速度が鈍化し、長い期間高い数値を維持する、ってことになるらしい。
ワクチンの接種を受けている人が陽性になっている場合は、さらに長期間抗体が維持される、との事。
これまでの３回は全てファイザーを摂取してきたので、こういう浅知恵を得た私は４回目はモデルナで予約をとっておいた。
で、摂取してもらってきたのだが．．．
（あ、みんな、ワクチン接種を受けに行くときは、出来るかぎりさっと肩を出せる袖が緩めのものを着ていってあげてね）
今回は今までと少し異なる症状が出て、ほんのちょっとだけだけど怖いなと感じた。
先ず、摂取したのは昼間の１３時少し前だったのだが、１５分間の待機の後エレベーターで階下に降り、駐車場まで１〜２分ほど歩いて（最近としてはやや涼しい日だった）、病院から５分ほど自分で運転して家に戻っている最中の事。
なんとなく胸に違和感を感じた。
さすがにこんなに早く反応しないよねぇ気のせいだよねぇ、と自分に言い聞かせて家に戻り、妻が用意してくれたトーストを食べている時に、
またきゅっと胸が締め付けられるように感じた。
これも苦しいとかそんな強い痛みではなかったが、今度は”気のせいではないな”と思った。
どっちにしても午後は部屋にクーラーを効かせてベットに寝転んで、フォーサイスの「ジャッカルの日」を再読しようと思っていたので、予定通りゆっくりと読書をしているうちに強烈な眠気が襲ってきて夕方までしっかり寝込んでいた。
なんだかなぁ、と思ったのでいろいろと検索してみたのだが、眠気はともかく心臓への負担についてはいくつか記事が引っかかり、且つメーカーや行政からも”心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されている”という情報が出ている事を知った。
ドラゴンズの木下雄介選手も「劇症型心筋炎」だったとの事。
「木下雄介 劇症型心筋炎」で検索すると、やや誇張した記事が多いようにも思えるが、関係あるんだなという印象。
なぁんだちょっと怖いな〜安静にしてよっと
という事で、夕食後もちょっと食休みをしたあとは、シャワーも浴びずに早々に横になり、無駄に体を動かさずワクチンの反応に身を任せる事にした。
要するに早寝した、って事。
翌日は午前中微熱が出て本を読む気にもならず、かといって昼間のテレビは相も変わらず観るに耐える番組は無く、しかたないのでぼお〜っとしているうちにまた昼まで寝てしまった。
この間、度々胸に軽い違和感を感じる時があった。
でもその午後にはそれほど気にならなくなり、寝すぎたのでちょっと腰が痛くなったけど、普通の生活に戻ることが出来た。
まぁこういう事をもって「ワクチンは危険だ！」と騒ぐ人や報道と自称する人や組織も多いが、ではコロナで死んでもいいのか？どっちか選べよ。というのが私の考え。
要は、ワクチンで死ぬかコロナで死ぬか？という事になる。
で、それ以前に「それって確率で言えば自分に来るのなんてわずかじゃね？」となる。
だから私は５回目があったらまた摂取するけど、皆さんはどう考えるかな？
要はリスクが想定される時にどんな選択をするのか？であるので、ちょっとだけ「リスクマネジメント」のお勉強。
「リスクマネジメント」ではその対応策の選択肢を、
・回避
・軽減
・受容
・転嫁
の４つである、としている。
今回の場合では「回避」は選択不可能だ。何故なら”ワクチンで死ぬか、コロナで死ぬか？”という相反するリスクが同時に存在していて、且つ同時に双方とも回避するという事は出来ないからだ。
ワクチンを摂取した場合は「軽減」を選択したことになる。
また、ワクチン接種をせずに「軽減」することも可能で、通常の生活を犠牲にして人と会わず徹底的な感染防止をする、という行動をする場合もこの「軽減」を選んだ事になるだろう。
「受容」を選択する人は、一切のリスク回避をせず感染した場合はその運命を受け入れるという事で、要は”自分は感染することはないだろう”と判断した、という事と同じだ。
私はこの選択も一理あるとは思うけれど、その想定に反して感染してしまった場合の回りへの迷惑を考えると、論理的に選択肢の一つになるとはいえ、道義的には間違っているのだ、と判断したほうがいいと思うね。
「転嫁」とはコロナ保険に入るとか、感染してしまった場合にその負担が補填されるように準備する、という手だ。でも「死」というリスクは他にリスク転嫁できないからねぇ。
と、言う事でお勉強はここまで。
それにしても、ツイッター他ネット上には、未だに、
「ワクチンを打ってもコロナになった人がたくさんいるのだから、ワクチンは効果がないのだ！」
という事を言っている人がいるが、そもそもワクチンは罹患を防止するのではなく重症化を防ぐのがその機能なのだがな。
ま、テレビや新聞もこういう事を正しく報道してしまうと自分たちの存在意義が無くなってしまうから、プルで情報を持ってくる人だけしか知らん事になっちゃってるけどね。まったく、
自由ってなんなんだぁー？
と叫びたくなる時もあるね。しらんけど。
厚生労働省のデータからも、ワクチン接種が進むに連れて重症化率が下がってきているのが、こうしてチャートを書けばよく分かる。
さらには、ワクチン接種率が低い地域の重症化率が高いこともデータに現れているもんね。特に沖縄。
で、どうするか？だけど、私は自分で勝手に「接種後１０日間は激しい運動はしない事」と決めたので、朝のウォーキングも９月の２週目から再開とする。あとは普通の生活をして、基礎疾患のある母だけはコロナにかからないよう、家族みんなで考えて行動しよう、というところかな。
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