以前以下の記事で母の癌について少しふれていた。
先に結論から書くと、母の癌は無事に切除できて、残ったがん細胞の残渣のようなものも、術後の陽子線治療によって全て無くなった。
本当に良かった。
但し、この「鼻腔内悪性黒色腫」という癌は、高齢者でも進行が早く厄介な癌なのだそうで、先生に再発の可能性はどの程度でしょうか?と訪ねたのだが、ケロッとした表情で...
”再発はします”
と言われた。
まぁ母は先日米寿を迎えている程の歳だから、再発が先か寿命が先かという感じではあるから、医者も割と”軽く”言っちゃうのかもしれないな。
この癌について詳しく知りたい方は「鼻腔内悪性黒色腫」でググってみていただきたい。
あらためて母の経過を整理すると、
1月
鼻をかんだら人体の組織の一部のような直径7mm程度の丸いものが鼻の中から出てきて、地元の開業医に診てもらう。
2月
開業医から市民病院に紹介され、さらに松本市の信州大学医学部付属病院に紹介され、受診。検査と診察に数回通い、その結果、
”良いものではなく、癌の可能性もあります”
と説明を受ける。
その後癌と確定し父が亡くなる前日に医師から宣告を受ける。
そして葬儀の前日にPET検査を受け、その数日後転移はないことが確認された。ほっとした。
3月
切除のため手術を受け2週間入院。
手術の前に、この手術では癌を全て切除することは出来ず、手術後体力が回復したところで陽子線治療が必要になると説明を受ける。
4月
父の四十九日法要の3日後から、同じく松本市の相沢病院(あの小平選手が所属していた病院)で陽子線治療を開始。
週2〜3回の照射治療を5月終わりまで受ける。
7月
がん細胞は消滅し当面の再発の心配はないと説明を受ける。
7月くらいまでは陽子線の影響か、体がだるいような事もあった様子だったが、今は畑作業も再開したし、
5月のうちに嫁さんが植えておいたこんなにでかい(直径30Cm)スイカも自分で収穫(今年のは特に甘くてうまい!)して車に載せることまで出来るほど体力も回復し、初盆の祭壇に供えていたよ。
10個以上収穫できた。食べきれない!
但し体重が5kg程下がってしまったので今はしっかり食べるようにさせている。
ま、とにかく昨年の夏に父が動けなくなり、秋の入退院を経て12月に入院し、2月に葬儀、4月が四十九日、そして先日初盆、とこの1年間はほんとうにいろいろあって濃密だった。
これを書いている今は自分も試験に落ちて一段落し、なんだかちょっとぼっとしてしまいそうな感じだ。
でも、世の中には何年間も親の介護をしている人も多くいるのだから、うちの場合はまぁかなり幸せな方なのかな?
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「Happy Man」佐野元春
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