小さなテーマで書く、に変更して2回目
早期退職しよう、と決めたのは55歳になる年だった。
2012年、50の時に登山を始め...というか若い頃やってたので復帰というか、月に1度とか、多い時には数週続けて登るようになり一人で山を歩いているといろいろなことを考える。
よく働いたし借金もないし、3人の子ども達は皆社会人になるなぁ
自分は...
今の職場もようやく立ち上がり見通せるようになってきたし、若手3人はうまい具合に同時に昇格させることが出来たし...
”させる”だって?!俺は段取りをつけただけで本人たちが優秀なんだし。俺なんてもう...
ぼちぼち退職を考えよう...
確かあれは2012年に伊那のスキー場の登山口から登って、西駒ヶ岳でテン泊。
翌日はロープウェイを使わず駒ヶ根側の北御所登山口に下山した時。二日共ずっと天気が良かったなぁ
風もなく穏やかな山だったけど、あと1時間ちょっとでバス停だと言うのに足が痛くなってしまい、痛かったけど時間的には余裕があったから、のんびりした気分になってて、休み休みいろんな事を考えながら歩いてた。
ぼちぼち退職を考えよう。定年退職の2年前58歳のうちに辞めよう。
と、自分の中で決めた。
それからは頭の整理は早かったと思う。iPhoneのメモ帳にやるべき事、決めておくべき事や知っておかねばならない事を都度都度書き出していった。
第一に知っておくべき事は退職者に関わる会社の規定や制度だ。
退職手続きや早期退職制度、社の健康保険継続のメリットデメリット等など、社規則はすべてサーバー上にあって印刷出来ないようになっていたので、少し早目に出勤したり休み時間を使って、ゆっくりと1年ほどで理解を進めていった。辞めてからやるべき手続きなどはネットで行政や銀行のサイト、まとめサイトなどから容易に情報が得られる。
就業規則や規定は、もともと技術系の自分には読みにくい文書ばかりだったけど、55歳を過ぎていれば退職金の減額がないという事(54歳までは勤続年数に寄り1以下の係数が掛かるので結構減額されてしまう)、55歳以降の退職者には常設の早期退職制度が適用され、例えば特別退職金がもらえるとか、賞与が退職後1度まで支給されるなどの優遇制度がある、等などがわかってきた。
では退職後はどうするのか?
働くのかどうなんだ?これが大きな命題だ。だがこれは手持ちの金がどの程度になるかで判断すればいいな。という事にした。
自社持株が結構大きかった。入社2年目に若手はほぼ強制で加入させられたのだが、37年間増額しながら積み立てていたので、今売ると退職金を超える額になりそうだとわかり、さらに特別退職金も今の年収から賞与を差し引いた程度にはなる。よって退職して1年は働かない、と決めた。
仕事面では、面接時や飲み会の際に上司にそれとなく”若手が育ってきたのでそろそろリーダから下ろしてもらえないもんだろうか?”という話をしたりして...上司が年下だったので言いやすかった。
何より部下がいる立場で自己都合退職はしたくなかった。
もちろんこの時点では誰にも、ヨメさんにも早期退職するという事は話さないようにした。
長くなってしまった。その2に続きます。
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今日の一曲
「No Expectations」The Rolling Stones
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私のもう一つのブログ「50歳からの単独行」も、是非御覧ください。
50歳から再度山に登り始めたお話を小説風に書いています。
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