その1からの続き。
その後、2018年4月の人事で晴れてお役御免となり、事業場内の調達部門に異動し、いち社員=平社員として納入品の品質保証と取引先への品質指導業務を担当することになった。上司は以前部下だった女性で、その上の課長も8つ年下で20年来仕事上のつながりがあった方だったし、同僚に高校の先輩がいたり、業務は何十年も関わってきた製品に関係した事なので技術的にわからないことはないし、でストレスのない職場で良かった。
うちの会社の給与形態は定期及び昇格による昇給どちらも基本給に組み入れられているので、こうして役職を降りてもその手当がなくなるだけで、大きな影響がない。とてもありがたい形になっている。
自分の場合は1万円/月の役職手当が無くなっただけで済んだ。というかあのプレッシャーと業務で月1万だったのかよ?!と思ってしまう。
会社によっては役職絡みの手当が給与の50%前後を占めていると聞く。
だからこの、退職準備の作戦の一つとして役職を下ろしてもらう、という話は、勤めている会社によっては使えないかもしれない。自分の会社の給与体系をよく理解してから動かないと、大幅な収入源となってしまうのだ。
さて、退職届の提出である。提出時期については様々な考え方があるようだが、自分の場合は一般的なには3ヶ月前に提出でよさそうなのでそう決めた。
親しい同僚にも聞き込んでみたが、皆その程度の時期なのだろうということだった。
偶然にもこうした聞き込みをした同年の一人は同じ日の退職を予定していると聞き驚いたが、この時自分の退職に他人がどう驚くかがよくわかった。
但し、退職後も同じ業界で働く場合や、独立などでその後も取引などで関係が続くような場合は、口頭で良いので1年ほど前に上司に相談しておいたほうが良い。
こうして自分としては着々と進めてきたのだが、3ヶ月前に退職届を提出し上司に驚かれ、内規により職場には半月前までは伏せられていて、みんなから見れば”突然の自己都合退職”という事になってしまい大変に迷惑をかけた。それもコロナ禍が始まった時期だったので、本当に申し訳なかったと思っている。
皆から”何故?なんで?”と聞かれることも多かったが、以前書いたようにこれという一個の理由がないので”もうよく働いたしもういいかなと思ってさ”と答えるようにしていた。
うちの会社の内規では、退職者については1ヶ月前には関係職場のリーダーレベルへの情報出しをする事になっているのだが、私の最後の職場の上司は3人共この内規を知らなかったようで、私の退職は社内にほとんど知られておらず、皆に驚かれてしまいこれも成り行き上仕方なかったとは言え、重ねて申し訳なく思っている。
ちなみに、社内通達が出るのは事業場間異動者が1ヶ月半前、事業場内異動者と定年退職者が半月前、自己都合退職者は毎月の27日と決められている。
2020年3月31日退職。さて明日から晴れて自由の身。何をするか?
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今日の一曲
「Jizsaw Puzzle」The Rolling Stones
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