”手取り14万円”とか
”こんな安給料で日本が終わってる”とかって
最近度々”話題のツィート”としてニュースになったりトレンドに上がってきたりするのだけど、
自分の給与ってのはツィートしても上がらない。
例えそれがトレンドに上がったりニュースになったりしても、給与なんてそんな事で上がるもんじゃァない。
まぁ日本は自由の国だから、つぶやくのも自由だけど、おそらくそういう事をツィートする人ってのは、その後の反応を気にしたり、コメントに返信したりして時間とマインドを無駄に潰してしまっているのだろう。
では給与を上げるにはどうしたら良いのか?
そのアイディアは誰でも浮かぶようなざっとこんなところだろうね。
・昇給が認められるほどの仕事をする。仕事の質を上げる
これが一番の正攻法だろうが、この方法で給与を上げるには自分が頑張ることはもちろんだけど、会社の側に従業員の成果や努力に対して正当に評価する制度や規定がある、という事が絶対必要条件となる。
さらに、中間にいる”上司”と呼ばれる中間管理職が、会社の制度や規定を適切に運用する、さらにそれを正しく運用できる能力を持っている、という条件がつく。
しかし残念ながら、今の日本企業の”上司”と呼ばれている階層で、自分の部下の能力や成果を正しく評価できる人材は、いいところ2割いるかどうか、というところだろう。
企業は人材評価の教育なんぞほとんどやらないし、やっている企業にしても通り一遍の上辺だけだ。
私も現役時代後半は毎年2回「評価考課研修」を受けて評価と考課をする立場だったが、制度自体が評価のバラツキを抑えられない構造だったし、評価者の”意向”が入り込む余地が相当に多かった。
さらにその”上司”が落選してしまうようなシビアな話はできないから、どうしても甘くなってしまう。
私のいた会社の評価基準にも、誰も持っていない公的資格がいくつも載っていて、笑えた。
係長の必須保有資格に「TOEIC360点以上」というのが載っていて、当時私は550点まで行っていたので、部の評価会議の時に部長に面と向かって「部長は達していませんよね」と言って全員シーンとなってしまい、言った私だけ笑いをこらえている、という大惨事になった事がある。
自分の本意は部長を馬鹿にしようとしたのではなくて、事業場の人材委員だった部長に対して”今の制度はそれ自体が形骸化しているよね”、と言いたかっただけで、その場は私のブラック・ジョークで全員爆笑!を期待したのだがダメだった。
さてとにかく、そういう傾向はその企業の文化として根付いているから、そう簡単には変えられないのだ。
だから、普段からちゃんと頑張って仕事はしなくちゃいけないけれど、それによって給与が上がるかと言うと、かなり難しい事だろう。
・会社と交渉する
日本では、憲法28条と労働組合法によって「団体交渉権」が保障されている。
もう随分長い間ニュースでストライキの話しが流れないが、ストライキも労働組合の結成も法律で認められた労働者の権利だが、最近はそれを行使しない、出来ないような雰囲気にでもなっているのか?だとしたら法律で認められた権利が行使できず、それは大きな問題だね。
自分の給与が低いことに不満なのであれば、労働組合がある企業なら組合の役員に相談する。無いのなら労働組合を結成するために動かなければ何も変えられないヨ
私の若い頃はストライキがあると、その日は仕事を止めて、役員は組合事務所で闘争について会議(討議)をしたり会社との交渉をしていて、私達平組合員の内の委員は各職場の休憩室などに陣取って雑談をして過ごしていた。
委員にもなっていない人は”いつでも出勤できる体制を維持”を条件(突然妥結した場合は業務に復帰しなくてはいけないので)で帰宅した。
私は労働組合の役員をやったことはなかったので、周り番で委員になった時以外は帰宅組でお気楽なものだったが、役員の人たちはそれなりの苦労があったから尊敬していたよ。
・転職する
これは私が住んでいるような田舎では難しいのだが、都会ならかなり可能性はあるのではないか?地方でも都市部に住んでいるのなら可能だろう。
転職経験がないのでわからないが、元の会社の同僚には、都市部への移住を伴ってはいるが、何人かはかなり良い条件で転職をした人がいる。
現職よりも給与などの条件が上がる転職はハードルは高いのかもしれないが、賭けてみる価値はあるのではないのか?
少なくとも文句のツィートを書いている暇があったら、転職についてネット検索だけでもしてみるべきだが、そもそもその程度のカンタンな努力すら出来ない人は、現職で良い人材として認められず、認められていないから給与も上がっていない、という可能性もあるのではないか?
自分の普段の行動を省みてみる必要はないだろうか?
・副業をする
最近流行りの副業は、才能がある人には良い道だと思う。
YouTuberの一部はかなり稼いでいるが本業はサラリーマン、という方も多いように見受けられる。
YouTuberは極端だけど、今はある程度のスキルが有れば以下のようなサイトに登録して稼ぐことも可能だ。
但し”副業”という言葉の重み(というか軽さ)からみて気軽に考えていては稼ぐことなど出来ない。
副業で稼ぐにしても相当な努力が必要だろう。というか稼いでいる人はかなりの努力をしている人、という事になる。
どうだろうか?
結局文句ツィートをしているのは、普段は組織の下で、何も考えず、何も努力せずに日々を過ごしている、そういう人なのではないのか?
で、結局言いたかったのは、
不満をツィートしてしているような人の収入は増えないヨ
ってコト
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今日の一曲
「I'm With You」Avril Lavigne
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