もし知らないならこの際知っておいたほうがいい。
「江口寿史」や「寿スタジオ」などのキーワードで検索してみればある程度の情報は引っかかるだろう。
私の場合は２０代の初めに出会った「ストップ！！ひばりくん！」という連載が衝撃的だった。当時少年ジャンプに連載されていたのだよ。
結局、この「ストップ！！ひばりくん！」は、あまりの人気と先生の手間のかかる制作スタイルが仇となり、”白いワニ”に追われ続けた挙げ句に、物語の途中で突然掲載中止となり、ファンにとっては幻のまんがとして記憶されたのだ。
＊”白いワニ”が何なのかは「ストップ！！ひばりくん！」を読めばわかります。
その物語の流れのくだらなさと対象的な絵の緻密さ美しさのギャップにやられる。
なにしろひばりくんのキャラクターが人として魅力的なのだ。
また、作品の中に出てきた音楽やアーティストにも当時の自分は波長が合ったような気がする。
今、その江口寿史さんが最近各所で展覧会を開いていて、その天才ぶりが国民に思い出されたり、新たに認識されてきている。
今は岩手で開催されているようだ。
先生の描くイラストが如何に神がかっているか？は実物を見てみれば理解できると思うので機会が許す方は展覧会に行ってみるといい。
で、私は３月ごろ”ん？江口寿史さんがなにか始めているようだぞ”と知った。長野にも展覧会が来ていたが、どうしても都合がつかず行くことが出来なかった。残念だった。
その後「行列のできる相談所」に先生が出演し、即興で滝沢カレンさんを描き天才ぶりを披露していたのだが、あれ？もしかして．．．と思い、調べてみるとやはり「ストップひばりくん」のコミックが高騰し始めていたのだ！
上の写真の「ストップ！！ひばりくん！」はまだ￥８３０で手に入ったが、手に入れた６月時点でも多くのサイトでは４千円を超える価格が設定されていて、それは今でも変わっていない。
気がついてすぐ動いたのでなんとかギリギリで手に入れることができた。
当時自分でも買って持っていたハズなのだが、家の中をさがしてみたが見つからなかった。おそらく処分してしまったのだろう。残念だ。
と、いうことで、約４０年も前に我々ファンを熱狂させた漫画家が、今はイラストレータとして再注目されてるって話でした。
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今日の一曲
「ストップ！！ひばりくん！」後藤邑子
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