tomo1961’s blog

-55を過ぎてギターを始めた男が早期退職した後の顛末'ing-

「やらない」という選択肢 [No.2021-209]

 

お盆中は13日に妻の実家にお新盆に行った後、16日の月曜日の朝までパソコンは開かず、ネットもSNSも見ずに過ごしていた。

 

これもなかなか気持ちがいい。

 

朝からギターを弾いたり読書をしたり(二日間に4冊読んだ)、動くのが厳しくなっている父親のお手伝いをしたり、母親の運転手したり、ビールを飲んだりハイボールを飲んだり、料理をしたり、そしてまたギターを弾いたり...

 

で、思うのは、会社員時代に正義とされていた「すぐやる」そして「やり遂げる」は常に正しいのか?という疑問だ。

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私は正しくないと思っているし、会社員時代は逆らっていて、むしろ常に「やらない」メリットはなにか?を頭の隅において判断していた。

 

高度経済成長を支えてくださった現在80代の方々は、その時代背景(作ればなんでも売れた)から「すぐやる」そして「やり遂げる」事は、当時は(結果論として概ね)正しかったから、それが美学であるという考え方が染み付いている。

 

これは何故だか最近の、いわゆる「意識高い系」のお兄さんたちも、強く持っているようで、良くないことだと思う。

 

「すぐやる」そして「やり遂げる」は、最初に決めたことをやり抜くということであり、「やらない」や「中止する」、「あきらめる」を否定しているという誤認が発生しがちだ。

 

もっと極論すると「臨機応変」や「適宜対応」など以ての外ということになり、正しく方向修正ができなくなってしまう。

 

だから大局的には「すぐやる」そして「やり遂げる」という行動だけにこだわるのは正しくないと言っていい。

 

しかし、今度はミクロ、小さい部分で考えてみるとこれが違ってくる。

 

自分がなにかやっている時に声を掛けられたり、上長から指示があったり、何か質問をされたりしたときには、すぐに反応するべきだしそれが正義だ。

 

確かに声を掛けてくる人が、クソだったりすると自分の時間がその分ぶっ飛んでしまい、大きなロスになるし、頭にもくるが、だからといって無視するのではなく、一旦は最優先に聞くほうがいい。

 

その中にどんなチャンスが有るかわからないし、膨らみつつある危険の兆候を早く知ることも出来る。

 

ホリエモンこと堀江貴文さんは電話が大嫌いで、「NO TELEPHONE」という歌まで歌って且つMVも作っている。

 

しかしよくよく調べてみると、堀江さんという人はどんな事にでも耳を傾ける人だ、ということがわかる。

 

電話なんて掛けてくるなよ!という彼の言い分をもっと詳しく書くと、

 

「俺はどんな話でもしっかり話は聞くよ。だからどうでもいい話を、それも俺が拒否できず且つ、時間を占拠する電話を使って持ち込んでくるなよ!」

 

という事なのだ。

 

スキルが低い集団にいると、声を掛けられるのが嫌になってくるし、スキルの低い上長と話すのは苦痛だから、自分自身も次第にコミニュケーションを拒否するようになってしまう。

 

でもそれは良くない。

 

だから、そういう集団からは早く脱出することを考えたほうがいい。

 

スキルが高い集団にいれば、周りから声を掛けられることに、むしろ期待するようになるはずだ。



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