「決める人」になれ、なんて言うと若い人から、そんなのおじさんたちからいつも言われてるけどそんな立場じゃないんだよ!なんてキレられそうだ。
しかし、ちょっと違う。
もしあなたが平社員なら、本当に全く「決める人」になる余地はないのか?
先日以下の記事を書いた。
今日の話につながっているのは、この記事の中の「決めてしまえば王様になれる」というところなのだが、決める事が出来なければどうにもならない。
今の立場、状況の中でも、自分に決められることはあるはずだ。但し一つだけ条件がある。
自分で手を挙げる事。
「自分で決める」というのは「自分で手を挙げる」にかなり近い。そして、これが出来ないなら何にもならないので、条件の外、という事になる。
手を挙げて、何かをやる。
例えば、職場の汚い清掃用具を片付けて、定期的にそこを清掃する決まりをつくる。
そして上司を含む職場の皆に、決まりを作ったので守ってくださいと、お願いする。
こんな事に従わない人はいないだろう。
これであなたも「決める人」になったね。
「決める人」になる、という事は権限をもらう、という事と同じだ。
硬い言葉で言えばこれを「権限移譲」という。
組織では、責任は移譲出来ない。なぜなら責任はポジションに付いているからだ。
一方権限の移譲は自由だ。権限を持っている人が誰かにお願いしてもいいし、やりたい人間が手を挙げて事実上の移譲を受けてもいい。
飲み会の幹事を請け負う、というのもある。早く飲み会が出来る時代が戻ってくるといいなぁ
但し、下僕としてではなく”王様”として幹事を請け負うのだ。
「私が幹事をやりますので、今回は全部任せてください。ですから希望は受け付けません。先ずは副幹事を2名選出させてもらいます」
なんて宣言して好きな人を指名してもいい。なんせ王様なんだからね。
但し、王様と言っても王様のように振る舞ってはいけない。
常に、明るく謙虚にハキハキと、笑顔を忘れずに、だ。
誰にも後ろ指をさされないように、でも常に「決める人」でいるのだ。
こういうのはヤクザの手口だって知っているだろうか?勉強しておいたほうがいいゼ
私は、中堅以上になってからも、たまに手を挙げて幹事を請け負ったが、私が幹事をやると部長の会費は倍、課長は1.5倍などという具合に資金を集めたので皆に好評だった。
え?「手を挙げられない」って?!
じゃあどうにもならんがどうしてだ?こわい?不安?
では世界を見回してみてくれ。
下手に手を挙げると本当に殺されてしまう国はまだ少なくないだろう。
それに比べたら日本なら何をやっても命を取られるわけじゃあるまい。のびのびと明るく手を挙げてみなよ。
手を挙げて一歩前に踏み出せば、あなたには何でも出来るはずだ。
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今日の一曲
「BZ BZ」REI
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