tomo1961’s blog

-55を過ぎてギターを始めた男が早期退職した後の顛末'ing-

「決断」の手順とは [No.2021-126]

 

37年間も会社員をやっていると、何度も決断をしなければならない場面に直面した。

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以前に記事でも少し触れたが、決断する時には「腹を括る」事が必要だ。

tomo1961.hateblo.jp

 

しかし、それほどの重大局面でない場合に、それこそ「腹を括る」ほどの事も無いような事でも、なかなか決められない時がある。

 

例えば私の場合で言えば、唐揚げ定食とんかつ定食二者択一の場面だ。

 

これは決めにくい、というか決められないよなぁ

 

まぁこう言う場合は一緒にその場にいる皆が決断完了の瞬間にエイヤァと決めるようにしている。要は時間切れの択一決定法の適用だ。

 

次はいきなり大きな話になるが、最近の話題で言えば、原発の廃止と環境保護は表裏一体である。

 

御存知の通り、原子力発電所は事故さえ起こさなければ環境負荷は低いが、これを廃止するとなると今では火力発電所の稼働を増やし、場合によっては増設しなければならなくなってしまう。

 

従って、原発廃止=火力への移行=環境負荷の増加、という事が起きてしまう。

 

最近、左派系政党が「原発反対」を叫ばなくなった理由がここだ。

 

これに引っ張られているのが、電気自動車が環境に良いのかどうか?という論議だ。

 

以下のリンクはISEPの4月12日の速報

2020年の自然エネルギー電力の割合(暦年速報) | ISEP 環境エネルギー政策研究所

 

結局日本では電気自動車は環境負荷が大きい、という事になってしまうのだ。

 

一方ヨーロッパでは自然エネルギー原発で相当分が賄われているので、電気自動車を使えば環境負荷は低いということになる。

 

このように現状を知ってしまうと、この「決断」は相当に難しいという事が理解できる。

 

しかし、大体普通の仕事ではこれほどまでに「決断」が難しいことは無いか、または極少ないのではないか?

 

大体は、先ずは状況を把握した上で、消去法である程度絞り、自分や組織の意思を考慮して選択的な決断をすることになるだろう。

 

これが手順だ。ほぼOODAになっていると思う。

 

あともう一つには狼狽えてはいけない、という事だろう。

 

決断を迫られると、程度の差こそあれどうしても狼狽えてしまうと思う。”ビビる”というやつだ。

 

呼吸をおいて冷静になって決めるべきだし、即決しなくても良いのなら、一度一人にしてもらって静かに考えてから決めるのも一つの手だ。

 

会議の最中に「あぁそろそろ決断を迫られる場面かもな」という直感を早めに働かせるようにするのもいい。そうすれば考える時間が増えるからだ。

 



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