定年後の生活
最近、SNSや動画サイト、あるいはたまに流れてくるテレビ番組を見ていて、なんとも言えない「胸の痛み」を感じることが増えました。 かつて私たちが尊敬し、その知性に憧れたはずの「知の巨人」たちが、ご自身の専門外である政治や経済について、耳を疑うよ…
先日、映画『ブラックベリー』を観て、かつての「週80時間労働」が当たり前だったエンジニア時代の記憶が呼び起こされました。あの頃の日本企業は、まさに「総ブラック時代」。バブル前後から2000年代初頭にかけて、私たちは文字通り身を削って製品を世に送…
カレンダーが「3月11日」を指すたびに、胸の奥にそっと手を当てるような、独特の静けさを感じます。 あの未曾有の震災から、今日でちょうど15年。早いものですね。時の流れは残酷なほどにスムーズで、気づけば私たちは随分と遠いところまで歩いてきたようで…
今朝も薄氷がはりました ―映画『ブラックベリー』に見た技術者の光と影― 先日、「定年後であっても、自分の中に眠る“アニマル・スピリット”を呼び起こすべきかもしれない」というお話をしました。 物事というのは不思議なもので、自分の中のほんの小さなスイ…
長野日報記事 信州伊那谷はここのところ最低気温が0度を下回る日が続き寒いです。そこで今日はちょっと背筋が寒くなるような(別の意味で)、身近なニュースについてお話ししたいと思います。 まずは冒頭の新聞記事を見てください。地元紙「長野日報」に掲…
長野県喬木村リニア新幹線天竜川橋脚の工事現場 早期退職から6年、「凪」の時間を卒業する予感 58歳と半年。長年勤め上げた会社を早期退職し、気づけばこの3月末で丸6年が過ぎようとしています。 現役時代を振り返れば、特に技術屋時代はそれはまさに「アニ…
本日も手元のiPhoneに「新しいソフトウェア・アップデートがあります」という通知が届きました。現在iOSは26.3が最新版としてリリースされていて、数日おきに「いい加減にアップデートしなさいよ」と言わんばかりのメッセージが出ます。 しかし、私は「今は…
今、中東がかつてない激動の渦の中にあります。アメリカによるイランへの軍事行動は、当初予想されていた「一度きりの限定的な攻撃」では終わらず、長期的な戦闘状態に突入してしまいました。 メディアの報道を眺めていると、「アメリカがまた国際法を無視し…
AFC女子アジアカップオーストラリア2026 TOP|JFA|公益財団法人日本サッカー協会 世間ではWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の話題で持ちきりですが、実は今、サッカー界でも目が離せない熱い戦いが繰り広げられているのをご存知でしょうか? そう…
いよいよ今週末から、待ちに待ったWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2026が開幕しますね!野球ファンならずとも、日本中が熱狂したあの前回大会の感動は今も鮮明に記憶に残っています。 我が夫婦も、大会開催中はもちろん前回大会の舞台裏を描いた…
2011年中国出張中のお休みの日のとある街の風景 1.高市政権発足以降の日中関係の流れ 高市早苗総理が自民党総裁に就任して以降、日中関係は明らかに緊張感を帯びています。特に台湾情勢や安全保障をめぐる発言に対して、中国政府が即座に反発するという構…
58歳でリタイアした時に見えた景色 早いもので、2020年3月末に58歳と半年で早期退職してから、丸6年が過ぎようとしています。当時はまさにコロナ禍の真っ最中。世の中が混沌とする中でのリタイアでした。そして気づけばもう年金の受給開始まであと半年という…
近年、「経済安全保障」という言葉を耳にする機会が増えました。かつては主に軍事や外交の文脈で語られていた安全保障ですが、いまや経済そのものが安全保障の一部である、という認識が広がっているように思われます。 一方でだいぶ以前から「グローバリズム…
最近のニュース映像に感じる“違和感” 以前からテレビ報道の映像演出については議論がありましたが、近年とくに「映像が落ち着かない」「なぜか不安な気持ちになる」という声がSNSなどで聞かれるようになりました。 政治の動きが大きい時期には、映像の印象も…
■ 朝ドラの爆音とともに始まる、僕の一日 毎朝2杯分のコーヒーを淹れて、いろいろやりながらゆっくり飲むのが日課です。退職してから5年、ほぼ欠かさず続いている習慣です。 朝8時になると、母が楽しみにしている連続テレビ小説が始まります。御年92歳…
1.IMFの見解は「絶対に正しい」のか? 2月18日付の読売新聞の記事で、IMF(国際通貨基金)の分析や提言を紹介する論調を見かけました。同様の趣旨は産経新聞や日本経済新聞でも報じられています。いずれも「IMFがこう言っている」という権威付けを背景…
将棊頭山と行者岩の間の通称”分水嶺”手前から伊那市を臨む ■ 伊那は「平」じゃないのか問題 私は長野県の南、いわゆる「南信」と呼ばれる地域に住んでいます。南信は大きく下伊那郡と上伊那郡に分かれ、私の住む伊那市は上伊那に属しています。 この下伊那・…
■ そもそも何故また再開したのか? 2026年1月23日、私は唐突に、このブログを復帰させました。タイトルは「ブログ再開する、かも?」でした。そこには、この数年の休止期間のことと、「定年退職後の自分探し」が一段落したかもしれないという心境を綴りまし…
今朝は早起きをして閉会式を観ました。 これにて、私の冬季オリンピック観戦もひと区切りです。自宅のテレビの前で観ていただけですが、本当に熱狂と感動、そして涙の連続でした。選手や関係者の皆さんには心から感謝したいと思います。 メダルを獲得した選…
他人事ではないという実感 詐欺被害のニュースが後を絶ちません。特殊詐欺、還付金詐欺、投資詐欺、ロマンス詐欺…。手口は年々巧妙になっているように思われます。 「自分は大丈夫」と思っていても、実際に身近で起きかけた経験があると、見方は変わります。…
定年後の一市民として感じたこと 私は経済の専門家でもなければ、金融のプロでもないのですが、気になっているのは昨年10月以降ニュースで流布されていた、あの「サナエ・ショックが起きるぞ!」という言説です。 昨年10月に高市総理が就任し、今年1月…
先日ブログ再開時の記事にも書きましたが、私は退職して4年目から完全な定年ライフに入りました。 そして今年は退職生活6年目です。日々の生活パターンはすっかり体に定着し、良くも悪くも「自分次第」の毎日です。 現役時代と違い、時間は基本的に自分の…
Mactan国際空港に着陸に向けて一旦南へ通過している機内からリゾートエリアを望む 選挙などの機会に、特に左派政党の方々から繰り返し叫ばれることの一つが「国民が徴兵される」という言説です。 「右寄りの政治家が政権を取れば徴兵制が復活する」「安倍路…
近年、報道の「公共性」という言葉が頻繁に語られるようになりました。 しかし同じ報道でも、新聞とテレビは同じ「マスメディア」でありながら、その公共性の根拠や制度的位置づけは大きく異なっているわけです。 今回は、その違いを自分なりに整理しながら…
2月8日の日曜日は雪がふりました 最近、ドナルド・トランプ氏の政策が日本でもたびたび話題になります。 とくにベネズエラ問題や、税関捜査局(ICE)による不法移民の取締りなどが報じられると、「やり方が乱暴だ」「人道的ではない」という声が上がります。…
2月6日に開会式が行われたミラノ・コルティナオリンピック2026。 競技は開幕前日の2月4日から始まっており、日本選手団は大活躍しています。大会は2月22日までの17日間で、各種目で熱戦が繰り広げられている最中です。 まずは日本勢のメダル状況 大会…
2002年1月、2週間だけの出張にて、NYエンパイヤーステートビルから撮影 選挙活動期間中の2月5日、アメリカ大統領のドナルド・トランプ氏が自身のSNSで「(高市総理を)ホワイトハウスに迎えることを楽しみにしている」と投稿しました。これに対し、日本の…
Marcelo Fernan Bridgeから見た夕日 2004年頃 ――なぜ今さら「金型保管」がニュースになるのか―― 昔は「よくある話」だった金型保管 大企業が子会社や取引先に、商品の金型や治具といった自社資産を長期間保管させていたにもかかわらず、その保管料を支払って…
――主要紙に広がる“信頼低下という静かな病”―― 東スポ理論とは何だったのか 「東スポ理論」という言葉があります(もう”ありました”になっているかも?)。 東京スポーツ新聞の記事は、事実性よりも話題性を優先しており、読者もそれを理解した上で読んでいる…
近年の国政選挙を見ていて、 「立憲民主党などの左派政党の得票が伸び悩んでいる」「それと同時に新聞の発行部数が激減している」 この二つの現象が重なっていることに気づいた人も多いのではないでしょうか。 左派政党の得票と新聞の発行部数、『両者には相…