
最近のニュースを見ていると、中東での緊張がずっと続いていますよね。
イランは米国やイスラエルに対して一歩も引く気配がありません。日本のメディアだけを見ていると「トランプさんが過激だ」とか「イスラエルが一方的に暴れている」ように見えがちですが、果たしてそれは真実なのでしょうか?
この問題を考えるには「そもそもイランはどういう主張をしている国なのか?」を知る必要があります。これが実は、日本ではあまり伝わっていない、かなり衝撃的な内容なのです。
イランの「公式見解」をのぞいてみると
中東の紛争は、宗教や歴史が複雑に絡み合っていて、正直言って「難解すぎてよくわからない!」という人が多いと思います。わたしもそうです。
でも、実はイラン側がその「目的」を隠すわけでもなく、かなりはっきりと公式サイトで説明しているのです。
それは、イランの最高指導者ハメイニ師の公式見解が載っているサイト(
英語のサイトなのですが、要約(by Gemini)すると以下のようなことが書かれています。
「イスラエルの消滅」はどのように達成されるのか?
イランの言う「イスラエルの廃止」とは、ユダヤ人を皆殺しにすることではなく、今の「シオニスト政権(イスラエル政府)」を終わらせることを指します。 解決策として、もともとそこに住んでいたイスラム教徒、キリスト教徒、ユダヤ教徒による「国民投票」を行い、新しい政治体制を決めるべきです。 ただし、その目標を達成するためには、イスラエルに対する「武装抵抗(レジスタンス)」の継続が不可欠なのです。
これ、一見すると「民主的な解決を求めているだけ?」と勘違いしそうになりますが、よく読むと「今のイスラエルという国をなくすことが最終目標だ」とはっきり言っているわけです。
「反ユダヤではない」という言葉の裏側
イラン側は「我々は反ユダヤ主義ではない。人道的な解決を求めているだけだ」と主張しています。しかし、その手段として「武装抵抗」を肯定し、実際にレバノンのヒズボラやガザのハマスといった、いわゆる「代理勢力」を支援して、イスラエルを軍事的に追い詰めようとしています。
イランとその代理勢力の関係は以下の私の過去記事にも書きましたので参照ください。
世界中の多くの国、特に英語圏の人たちは、こうしたイランの公式な発信を直接目にしています。だからこそ「なぜイスラエルや米国がこれほどまでに強硬姿勢を取るのか」という文脈が理解できているんですね。
ところが、日本のメディアはどうでしょう?こうしたイラン側の「国家としての目的(イスラエルの消滅)」を正面から報じることは少なく、かなりの情報の偏りがありますね。
もし自分の国が「消滅」を予告されていたら?
想像してみてください。もし、ある隣国が「我々は日本人を恨んでいるわけではない。ただ、今の日本政府を消滅させ、新しい体制にするために武装抵抗を続けるのが正義だ」と公式に宣言し、実際に周辺でテロ組織を支援していたら……。
めちゃくちゃ怖いですよね?「防衛のために戦うのは当たり前だ」という話になるはずです。イスラエルにとって、イランの存在はまさにそのような「国家存亡の危機」そのものなんです。
周辺のイスラム諸国すらイランを恐れている
ここで一つ、興味深い話があります。
「イスラム教の国同士なら、みんなイランの味方なんじゃないの?」と思われがちですが、実は違うのです。
特にサウジアラビアなどのスンニ派諸国は、シーア派の大国であるイランの膨張を極めて激しく警戒しています。米国のニュースなどでも報じられていますが、サウジアラビアなどの周辺国は、本音では「米国にもっと徹底的にイランを叩いてほしい、今の現政権が倒れるまでやってほしい」と願っているという見方が強いのです。
彼らにとっても、地域一帯を不安定化させるイランの革命思想や代理勢力の存在は、大きな脅威でしかないわけです。
まとめ:メディアの論調を疑ってみる
現状、イスラエルが戦闘を止めないのは、イランが「イスラエルの消滅」という旗印を下ろさない限り、いつまでも恐怖が続くからです。
イランはこのように「他国の消滅を国是とする」体制であるので、私はとてもではありませんが擁護することはできません。むしろ、こうした背景をまともに伝えず、片方の側面だけを強調する日本のメディアの論調はかなり「狂ってる」と思います。
私たちは「誰が暴君か」という表面的なレッテル貼りではなく、それぞれの国が何を目的として動いているのか、一次情報(公式見解)に当たって冷静に判断していく必要があるのではないでしょうか。
皆さんは、このイランの「言い分」、どう思われますか?