
ここのところ毎日「ホルムズ海峡が通れない!」というニュースが続いています。
実際に私たちの手元に届くガソリンや灯油はどうなってしまうのか、少し心配になりますよね。
でも実はもう既に、日本へ向けて「海峡を通らない」ルートでの大輸送作戦が展開されています。これ、ちょっと調べれば出てくるのですが、メディアは意地になっているのでしょうか?ホルムズ海峡が通れないことだけを放送していて異常ですよね。
輸送の最前線!「中東回避ルート」の現状
日本はこれまで原油の約9割を中東に頼ってきました。
今はホルムズ海峡が使えませんから、別の道を探さなくてはなりません。現在、主に2つのルートで調達が進んでいます。
1. 中東のパイプラインから紅海へ
海峡を通らず、陸路のパイプラインでサウジアラビアを横断し、紅海側のヤンブー(Yanbu)港から出荷するルートです。
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到着実績: 3月末に第1便が無事到着し、4月5日にも次の便が届いています。
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見込み: 4月25日ごろには、さらにまとまった量が日本へ到着する予定です。
2. 地球を半周する「アメリカ・ルート」 今、最も期待されているのが米国産の原油です。現在、8隻の大型タンカーが日本を目指して航行中です。
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到着時期: 4月末から5月末にかけて順次到着。
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輸送の裏側: 中型船はパナマ運河を通れますが、超大型タンカー(VLCC)は運河を通れないため、アフリカの喜望峰を回る「大航海」をしています。中東からなら20日程度のところが、このルートだと約45日もかかってしまうんですね。
意外と知らない?世界のガソリン価格との比較
「輸送に時間がかかるなら、ガソリン代も爆上がりするのでは?」と身構えてしまいますが、ここで少し視点を変えて、今の世界のガソリン価格(1リットルあたり)を見てみましょう。
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香港:約490円(世界最高値圏。家計へのダメージが凄まじいです)
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ノルウェー・ドイツ:約320円〜350円(環境税の影響もあり、欧州は軒並み高めです)
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日本:約175円〜185円(政府の補助金があるおかげで、実はこれでも世界的には「中堅」です)
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アメリカ:約140円(産油国なので安いですが、最近のインフレで現地でも悲鳴が上がっています)
こうして見ると、日本は資源がない国ながら、必死に価格の急騰を抑え込んでいる様子が伺えます。ただ、今後アメリカからの輸送コストが本格的に価格に反映されると、もう一段の辛抱が必要になるかもしれません。
私たちの生活への影響はどうなる?
今回、アメリカから届く予定の約1,200万バレルという量は、日本の消費量の3〜4日分に相当します。「それだけ?」と思うかもしれませんが、これに中東の代替ルートや政府の備蓄放出を組み合わせることで、供給の空白を作らないように工夫されているわけですね。
機械のメンテナンスでも「予備パーツがあるかどうか」で安心感が違うように、エネルギーも「調達先を分散させておくこと」が、いざという時の生命線です。
まとめ:供給網の「粘り強さ」に注目
さて、今回の原油調達の見通しをまとめるとこんな感じです。
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4月後半から5月にかけて、アメリカ産原油を積んだタンカーが続々と日本に到着する。
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中東の代替ルートも機能しており、4月末にはさらなる追加供給が見込まれる。
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世界のガソリン価格と比較すると、日本はまだ安定している方だが、輸送日数の増加によるコスト増が今後の焦点。
そもそも”止まる”とか”詰む”と喧伝している人たちは最近の株価を見ていないんでしょうか?

遠くメキシコ湾やアフリカの喜望峰を回ってやってくるタンカーに思いを馳せつつ、今は供給網の粘り強さを信じて、冷静に状況を見守っていきたいところです。