tomo1961’s blog

-55を過ぎてギターを始めた男が早期退職した後の顛末'ing-

”平等”という闇 [No.2021-S037]

 

ここのところ、ワクチン摂取絡みで声高に言われているのが、

 

不公平

 

というワードだが、私には違和感しか無い。

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何故なら、ワクチンは国民全員に無償で摂取してくれる事になっているからだ。

 

どこに不公平があるのか?

 

例えばこんな記事。

mainichi.jp

 

一部の医療機関が個別に先行予約を受け付けているという報道だ。

 

私には、医療機関の方々は相変わらず頑張っている、としか受け止められない。

 

伊那市内の開業医でも、掛かりつけの患者さんに個別に電話などをして、市の予約システムを通さずに、予約を募っている例があると聞いた。

 

せっかく割り当てられたワクチンが間違っても無駄にならないように!

 

頑張っているのだ。

 

医院によってはすぐに予約が埋まったところもあったようだが、埋まらない医院は自らの手間を掛けて予約を受け付けたのだ。

 

本当に頭が下がる。


まだ予約が取れていない人も、必ず摂取出来るのだし、今摂取できる人は誰彼構わずどんどん摂取していかないとワクチンの廃棄が発生してしまうし、不平不満を言っているあなたの順番も遅くなってしまうんだよ。

 

と教えてあげたい。

 

同じような記事がここにもあった。上の記事は毎日新聞、これは中日新聞だ。どちらも相変わらずだな。

www.chunichi.co.jp

 

こういう記事に共通しているのは、たまたま記者が偶然出会っただけのいち個人の意見が、さも国民全体の総意であるかのように書かれている事だ。

 

このような論調は活動系の報道によくある手口。

 

そしてまた、ただの一市民だが”芸能人”というだけで、その発言が重んじられ、それを利用した報道がこれだ。

www.sponichi.co.jp

 

「自分が最後に摂取します」ってさ、戦時の司令官や艦長じゃあるまいし、それこそ”軍靴の音が聞こえる”って話だ。怖い思想だね。

 

とにかく短期的には不公平でもなんでもいいから、こういった活動系の意見は無視しても、貴重なワクチンは一滴たりともムダにしないで欲しい。

 

さて、話はコロナ対応から離れ、先日の大坂なおみさんの記者会見拒否、そして自らの病を公表した件でも、”不公平”というワードに結びつけて論じている人がいるようだ。

 

心が弱い人はみんなに優しくされて、普通の人には我慢が強いられる。これは不公平だ。

 

という言い分だ。

 

もうここまで言いがかりをつけてくるなら、その人に本当の事を教えてあげるしか無いかもしれないな。

 

この世の中に平等/公平なんて事はありえ無いんだよって。

 

平等を究極的に求めていったらどうなるのか知っているのか?

 

・国民の立場、境地、行動など評価し記録する

・生活必要物資は、その記録に従い平等に配布される

・但し、平等かどうかの基準と評価は国家(人)がやる

→強力な管理社会になってゆく

→そしてその国家の長は自動的に独裁権限を得てしまう

 

そしてこれを実際にやっているのが、共産主義社会なのだが、彼らの国の国民は、自由主義社会の我々と比べて公平だろうか?平等だろうか?

 

ね、結局そうなっちゃうんだよ。

 

報道で流れてくる情報が、さも自分の意見かのように錯覚し、その情報によって醸成されたあなたの一時の感情に流されてしまわぬよう、よく考えて発言、行動したほうがいいよ。

 

自分の頭で考える事がとても大切。 



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今日の一曲
「ヒカルカケラ」Little Glee Monster

ヒカルカケラ

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