
昨日は松本市にある信州大学附属病院へ行ってきました。
92歳になる母の癌(悪性黒色腫)の仮検査結果と、これからの治療方針について説明を受けるためです。
先生のお話では、「厳密に言えば、現時点ではまだ完全に再発したと断定できたわけではない」とのことでした。そのため、まずは疑わしい部位のサンプルを少し大きめに採取して、詳しく調べることになりました。今度の検査は範囲が広くなるため、全身麻酔をした上で5日ほど入院し、手術のような形でしっかり行うのだそうです。
92歳の底力と先生の決断
92歳という年齢を考えると、普通ならこうしたサンプル採取の手術自体を「見送る」という判断になるのが一般的なのだそうですが、うちの母はいたって健康で、今でも自分の足でしっかりと歩くことができます。
先生からも「年齢を思えば迷うところですが、これだけお元気なら検査をして先を考えたほうがいい」との説明でした。本人も年齢が年齢なせいか、不思議と落ち込む様子はまったくありません。この年齢ならではの肝の据わり方というか、タフさには本当に頭が下がります。
帰り道に見つけた、まさかの「竹風堂」
そんな説明を終えた帰り道、ガソリンを入れる(伊那より安い!)ためにいつもと少し違うルートを通ったところ、母が突然声を上げました。
「ここを行くと、竹風堂のお店があるんだに」
*”だに”というのは”だよ”の伊那弁です
「え?!松本に竹風堂の店はないでしょ」
「昔っからあるに(”に”は”んだに”の短縮形)」
「ほんとぅ?」
「ちょっと寄ってよ、買ってくから」
「はいはい」
そんな会話を交わしながら車を走らせると……本当にありました!さっそくお店に寄り道して、栗菓子をたくさん買い込むことになったというわけでです。
竹風堂の栗菓子は美味しいんですよ。
竹風堂といえば、信州では言わずと知れた栗菓子の超有名店です。ただ、総本店があるのは北信の小布施町ですから、てっきり北信だけの展開だと思い込んでいました。まさか松本(中信地方)にも昔から店舗があったとは、完全に私のリサーチ不足でした。調べてみると、今回立ち寄った「松本開智店」のほかにも商店街にも店舗があり、安曇野店もあるそうで信州全域で愛されている企業なのだと改めて実感した次第です。
淡々と、そして前向きに
病院の帰りにお菓子を嬉しそうに選ぶ母の姿を見ていると、こちらまでホッとした気持ちになります。検査入院を控えているというのにショックを受けている様子もなく、終始淡々としていてくれるので本当に助かります。
大きな検査と入院が控えてはいますが、まずは美味しい栗菓子を食べて、体力を蓄えてもらいましょう。