
定年を迎え、いわゆる「隠居」の身となってから、早いもので丸6年が過ぎました。
現役時代は仕事上の付き合いや義理の飲み会など、自分の意思とは関係なくスケジュールが埋まることも多かったものです。
最近つくづく思うのは、これからの人生、人付き合いはもっと「自分勝手」でいいのではないか、ということです。今回は、私が実践しているシニア世代の人間関係の整理についてお話しします。
「自分第一」でわがままに生きる
定年後の最大の特権は、自分の時間を自分のためだけに使えることです。これまでは組織や家族のために自分を後回しにしてきたのですから、これからは「自分第一」を貫いてもバチは当たらないでしょう。
もちろん、一番近くで支えてくれる「奥さん」を大切にするのは大前提です。家庭という最小単位の人間関係さえ良好であれば、それ以外の外向きの付き合いは、少しぐらいわがままになってもいいのだと思われます。
「せっかく誘ってもらったから……」と気乗りしない集まりに顔を出すのは、もう卒業です。一回お断りしてそれで縁が切れてしまうようなら、それはそこまでの関係だったと割り切ってしまえばいいのです。
「お付き合い」は少しずつ減らしていく
かつては「人脈」という言葉に価値がありましたが、今の私にとっては「身軽さ」の方がずっと魅力的です。そのため、義理や義務感だけのお付き合いは、少しずつ減らしていく方向で考えています。
例えばボランティア活動などのメンバーとも、深入りしたお付き合いは全くありません。活動の場では楽しく協力し合い和気あいあいとやりますが、一歩離れればそれぞれのプライベートを尊重する。
この「つかず離れず」の距離感が、今の私にはとても心地よく感じられます。
それでも「同級生」だけは別格な理由
ただ、何でもかんでも切り捨てればいいというわけではありません。私が一つだけ意識して大切にしているのは、今でも地元に住んでいる小中学校の同級生たちとのつながりです。
彼らとは、肩書きも利害関係もなかった頃の自分を知っている貴重な存在です。会えば一瞬で当時の空気感に戻れる。こうした「古き良き友」との時間は、これからの人生を豊かにしてくれる欠かせないピースだと思われます。
新しい出会いを無理に求めるより、根っこでつながっている旧友を細く長く大切にする。それが、今の私には一番しっくりくるスタイルです。
シンプルに、軽やかに
人生の後半戦において、人間関係の断捨離は「冷たさ」ではなく「潔さ」です。 お付き合いを絞り込むことで、本当に大切にしたい人や、自分の趣味に注げる時間が増えていきます。
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奥さんを一番に大切にする。
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気乗りしない誘いは断ってもOK。
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地元の旧友との細い絆を保つ。
これらを守るだけで、毎日はぐっとシンプルで軽やかになるでしょう。皆さんも、自分にとっての「ちょうどいい距離」を見つけてみてはいかがでしょうか。