
知っているようで意外と知らない「日本の本当のサイズ感」についての話しなんですが。
世界地図を見て「日本って小さいなぁ」と感じたことはありませんか? 実はそれ、私たちが普段見慣れているメルカトル図法の「魔法」にかけられているだけかもしれません。
緯度が生み出す「地図の歪み」の正体
学校の教室に貼ってある世界地図の多くは「メルカトル図法」という描き方で作られています。これ、実は航海用には便利ですが、面積を比べるのには全く向いていないことは多くの人は頭では知っていることですよね。
理屈を簡単に言えば、メルカトル図法で書かれている地図では「高緯度(北極や南極)に行けば行くほど、面積がびよーんと横に引き伸ばされてしまう」という特徴があります。極論、地図上では赤道と同じ長さに見える北極点も、実際にはただの「点」ですからね。
この歪みのせいで、北の方にあるロシアやグリーンランドは実物より巨大に見え、赤道に近い国々は相対的に小さく見えてしまうというわけです。
実際に比べてみると……日本は意外と「デカい」!
ここで面白いツールをご紹介します。地図上の国を自由に動かして、実際の面積を比較できるサイト「The True Size Of ...」です。これを使って、日本を他の国と重ねてみると驚きの結果になります。
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ヨーロッパと比べると? 冒頭写真を見てください。日本をヨーロッパに持っていくと、イギリス、フランス、ドイツといった主要国よりも、日本の方が南北に長く、面積も広いことがわかります。イギリスと比較すると、日本の方が約1.5倍も大きいんですよ。「東洋の小国」なんて言わせたくないですよね。
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アメリカと比べると? 緯度が近い米国と比較しても、日本の南北の長さは東海岸の主要都市をすっぽり覆うほどのスケール感があります。

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フィリピンも侮れない! 私が4年間を過ごしたフィリピンも、実は島々を合わせると非常に広大な面積を持っています。メルカトル図法では赤道に近いため小さく見えがちですが、実際にはかなり存在感のある国なんです。

トーゴの訴えと「地図の公平性」
さて、この地図の歪みをめぐって、最近面白いニュースが話題になりました。西アフリカのトーゴが、
「メルカトル図法はアフリカを不当に小さく見せている。国連で廃止を求めるべきだ」
と声を上げたというお話です。
※補足:実はこのニュース、元々はエイプリルフールのジョーク企画が発端だと言われていますが、それが世界中で拡散されるほど「地図の不平等さ」は多くの人にとって関心の高いテーマだということでしょう。
確かに、アフリカ大陸の実際の面積は、アメリカ、中国、インド、そして欧州のほとんどを飲み込めるほど広大です。それなのに、地図上ではグリーンランドと同じくらいに見えてしまうのは、アフリカの人々からすれば「正しく評価されていない!」と感じるのも無理はありませんよね。
視点を変えれば世界が変わる
こうして見てみると、私たちが「当たり前」だと思っていた世界地図の姿も、一つの側面に過ぎないことがわかります。
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日本は決して「小さな島国」ではないこと
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地図には必ず「歪み」が存在すること
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固定観念を捨てて比較すると、新しい発見があること
「日本は小さいから……」と謙遜しすぎる必要はありません。世界を正しいサイズで眺めてみると、これまでとは違った国際感覚が身につくかもしれませんね。
皆さんもぜひ「The True Size Of ...」で、お気に入りの国を動かして遊んでみてください。きっと「えっ、こんなに大きいの!?」という驚きがあるはずです。