
今週のNHK-FM「マイ・フェイバリット・アルバム」に、シンガーソングライターでありギタリストのREIさんが出演しています。
この番組は「週替わりで各界の著名人がDJとして登場し、毎日1枚ずつお気に入りのアルバムを紹介する」という、音楽好きにはたまらない構成。アルバムそのものの魅力はもちろん、その人が“どんな耳で音楽を聴いてきたのか”が透けて見えるのが、この番組のいちばんの醍醐味だと思います。
今日はもう木曜日。残すところ今夜と明日の2回だけになってしまいましたが、NHKラジオは放送後1週間、無料で聴き逃し配信があります。番組ページの「聴き逃しはこちら」から進むと「らじる☆らじる」で再生できますので、興味のある方はぜひ。
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=MJ885Z5MXR_01
僕は歳のせいもあってわりと早寝なので、リアルタイムで聴けない日は、ヤフオクで“不動1,000円”として出ていた旧式のミニコンポ(ONKYO FR-7GX)を修理して復活させ、タイマー録音しています。メディアはMD。
時代錯誤もいいところですが、翌日に再生ボタンを押すこの感じが、案外悪くないんですよね。
REIさんについては以前にも少し書いたことがあります。
あらためて整理すると、ブルースを太い幹にしながら、ファンク、ロック、R&Bを自在に行き来する人。ただしどれも「借り物」ではなく、REIというフィルターを通した音になっているのが最大の特徴です。

とくに印象的なのがカッティングと間の取り方。いわゆる「速弾きすごいね!」系とは真逆で、一音で空気を変えるタイプ。少しずつですが、ちゃんと音楽を聴く人たちの間で評価が広がってきているのも頷けます。
そんなREIさんの解説つきで聴く、The WhoやJohnny Winterのアルバムが、これまた最高でした。知っているはずの音なのに、視点が一つ加わるだけで、聴こえ方が変わる。
番組の構成も心地よくて、紹介アルバムの合間にREIさんのフェイバリット曲が挟まれ、最後は自身の楽曲で締める流れ。押しつけがましさはなく、自然に「この人はこういう音楽を聴いてきたんだな」と伝わってきます。
月曜日の回では、「お菓子を焼きながら聞く曲」として僕の好きなThe Rolling Stonesの「She’s a Rainbow」が流れて、思わずニヤリとしてしまいました。あの選曲ひとつ取っても、REIさんの音楽観が垣間見える気がします。
残りわずかですが、まだ間に合います。ギタリストREIを“演奏”ではなく、“耳”から知るいい機会。
音楽好きの方は、ぜひ一度聴いてみてください。
あ、僕は決してNHKの回し者ぢゃあないっすよ。そこは断じて...