今回のワールドカップで、日本とも戦ったドイツチームが「One Love」というレインボーカラーでデザインされた腕章を使うかどうかでモメていたことは覚えているだろうか?
アノ腕章の意味について、日本のメディアの多くは、”人権問題への抗議を表している”と報道していたけど、メディアの嘘もこうなるとかなり酷いレベルと言っていいだろうね。
事実は、あのアームバンドの意味は、LGBTQ+ コミュニティへの支持を示して、彼らが直面している差別への意識を高める、ということを目的にその道の活動家たちが広めているものなのだ。
要は世界で盛り上がっている多様性を認めろっていう活動の一つ。
日本とは違い、各国のメディアはその事ははっきりと書いている。一例としてBBCの記事のリンクを貼っておく。
この記事内にこうはっきりと書いてあるからね。日本のメディアが嘘を書いている事は明白だな。
The armband is meant to show support for the LGBTQ+ community and raise awareness of the discrimination they face.
さて、私の”違和感”とはなにか?
LGBTQ+という活動は総じて言えば”多様性を認めなさい”という事である。
今回の開催国であるカタールはイスラム教の国であり、法律もその影響が色濃く出ていて、LGBTは法律で禁止されている。
そしてヨーロッパの「One Love」活動に賛同している人たちは、その宗教や国家の考え方を認めないという。
あれ?”多様性を認めなさい”という話じゃなかったんだっけ?
ここに違和感を感じているってわけ。
一方で多様性を認めろと言っておきながら、多様な考えの一つであるイスラム教は否定し、自分たちの意見を全て受け入れろ?
って多様性を認めてないし、そもそも自分が正しいと思っている意見だけを受け入れろって傲慢だよね?
まぁそういうロジックで考えると、日本のメディアが事実を歪ませてでも関連記事をカタールの外国人労働者の人権問題にすり替えた、という正義感は認めるけどサ
と言っても、外国人労働者の奴隷労働を認めるような法律を持っている日本の政府・国会を非難していないメディアがエラソーに何書いてんだよ?!
というツッコミも出来ちゃうけどサ
兎にも角にも、どいつもこいつも、こりゃ違和感だらけだっ、て話。
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今日の一曲
「Let It Be」The Beatles
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