ネット署名サイトにChange.orgという営利目的の商用サービスがあるのは多くの人の知るところだが、このサービスの闇があまりに深いのでその闇を紹介しておきたい。
安倍元首相の国葬に反対する署名キャンペーンが4つ立ち上がっていて、総合して314,235の署名が集まった、というのだが...
Wikipediaにまとめられている「批判」を読んでみると、このネット署名サービスの闇の深さに驚く。
詳しくはWikipediaに掲載されている原文を読んでいただけば良いので、ここには指摘されていることを簡略してまとめてみた。
Wikipediaの批判の項に記載されている指摘
・匿名ネット署名である
・やろうと思えば1人何回でも投票できる
・各個人が複数のアカウントから”署名”していても確認しようがない
・重複や不正があってもわからない
・インターネットに接続されていれば誰でも世界のどこからでも投票できる
・署名は直筆実名が基本条件なので公的法的効力が無い
・Change.orgのサインを秘匿するシステムはサインが偽造された場合などでは機能しない
・ドメインの末尾に「.org」とあるのに営利のための企業であり経済的な動機を有する営利の存在という事実を隠して利用者を騙している
・Change.org は利用者から提供された一部の個人データを販売して利益としている
・日本の立法府(国会)への請願は衆参両議院規則によって国会議員による紹介を得るまでは法律上の効力を持たない
・コメントのみをしたい場合やキャンペーンそのものに反対したい場合でも反論や発言が出来ない構造になっている
・どの国の「当局」,「当事者」においても署名がどれほど集まろうが、なにかしらの行動を起こす義務や責務はない
どうだろうか?
私は特に、Change.orgが商用サービスであり営利目的の組織であることを秘匿していることと、世界中から投票できること、及び反論を提示できない構造になっていることに疑問を感じるところから、
嘘はだめだよ!
と、思う。
皆さんはこのような商用サービスをどのように受け止められているのだろうか?
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「NaNa」アイナ・ジ・エンド
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