台風によって停滞している前線の影響だそうで、週の半ばからしとしと雨になったり一時結構強く降ったりと天気が不安定。
でも日曜日からしっかり3日間晴天だったので、ウォーキングも三日坊主までは続けられたし、火曜日には久しぶりに南アルプスの女王様が、その美しいお顔をお見せになられたよ。
さて、先日ダイアモンドの記事に以下のようなのがあった。
ダイアモンドの会員にならないと全文は読めないのだが、概ね以下のようなことが書かれている。
・55歳の役職定年で年収が激減する
・減額は企業によってまちまち
・同じ業界でも企業間格差がある
でも私にはこのような記事はとても奇異に感じる。何故なら、自分の給与が役職定年でどのくらい下がってしまうのか?は、
自分の給与明細に書いてある
からだ。
いかに世のサラリーマンが自分の給与明細を把握していないか?!がよく分かる記事だ。
この際自分の給与明細を開いてみて見るといい。だいたい以下のような項目が並んでいるはずだ。
・支給総額
・その他支給額
・控除合計額
そして、欄を別として上記項目の明細が記載されている。
例えば「支給総額」の欄の明細には、
・基本給
・役職手当
・管理職手当
・勤続手当
・資格手当
・営業手当
・危険手当
等が並んでいるだろう。
自分の給与明細のこれら手当が、自分の仕事の何に対して支給されているか?を考えてみて欲しい(企業によってもまちまちだ)。
例えば「役職手当」や「管理職手当」は役職定年後は支給されないし、「資格手当」もその役職と紐付けされている項目は支給されなくなる場合がある(企業による)。
そのように見て項目ごとにマークして計算して「実際支給額」を算出してみれば、役職定年後の自分の手取りがわかる。
幸いにして私が勤めていた会社は、手当はどれもとても薄いが、毎年の「考課」によって、成果や能力を基本給が反映され、支給額の93〜95%が基本給という構成になっていた。
だから昇進した人にお祝いを言っても、本人は「いやあ給料変わんねーからな〜」と言うのが定番になっている。
役職に関わる手当は、月あたり係長で1万円,課長でも1万5千円。部長は3万円程だった。役職に従属する手当もなかったので、役職定年になるとこれらが減額されるだけだった。ま、賞与も下がるけどね。
従って、このような制度の会社は役職定年を迎えてもそれほど年収に影響はない。
しかし、企業によっては、基本給は低く押さえておき、長年に渡る会社への貢献と役職に対する手当を厚くして支給総額を一定水準に保っている所も多い。というか、そういう企業の方が多いそうだ。
例えば私と同じ年の従兄弟は、55歳時点で部長だったが、部長であることで支給されていた手当が6項目ほどあり、役職定年後実際支給額が約半分ほどになってしまったそうだ。
彼は即早期退職して小さい企業の役員として再就職し、役職定年以前を上回る月給を得ている。賞与が少ないから年収は減ったそうだが、デキるヤツはうらやましい。
まもなく役職定年を迎えようとされている方は、とにもかくにも、ご自分の給与明細を仔細にチェックし、新たな実際支給額がどうなるのか?を自分で計算しておくべきだ。
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今日の一曲
「さよならの今日に」あいみょん
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