定年退職をした後の健康をどう維持してゆくのか?について、自分で考えてみたことはあるだろうか?
友人の話やSNSやブログなどを見ていると、これに関しては考え方や行動のグループが、二つに別れているように見える。
全く気にしない人、人に任せている人
と
自分で把握して管理できている人だ。
どちらにしても私の考えでは、自分の健康は人に任せることではない、という事になるのだが、少数派ではあると思うが「ヨメさんに任せているからγ-GTPとかわかんないなぁ」なんて事を言う人もいるのは事実だ。
退職後の毎日を目的を持って有意義に生きてゆくには、先ずは第一に自分の体が健康であることが必須。
私の朝のルーチンには既に以前書いたが、お酒やたばこ、塩分の摂り過ぎなどは大丈夫だろうか?考えてみたことはあるか?
もしないなら、直近の健康診断の結果通知を今一度見直してみて、標準値から外れている項目に応じて、すぐにでも行動を起こしたほうがいい。
たばこを吸っている方は、この際本当にやめられないのか考えてみてはどうだろうか?
現役時代は、喫煙はある意味「必要悪」のようなものではあるかも知れないが、仕事を辞めた後も吸い続ける意味はなにかあるのか?
健康は害するし匂いもつくし、お金もかかりる。
私も三十代前半までは結構な本数を吸っていたが、省エネと称してオフィスの冷房が弱くなっていた真夏に、汗をかいたワイシャツのポケットに入れていたたばこが匂ってきて、それが嫌になって止めた。
メリットがないことは早く止めてしまおう。
お酒は、Jカーブという考え方もある通り、適量はむしろ健康に良いとされているが、飲みすぎていないだろうか?
私もお酒は大好きで、現役時代は毎日晩酌をしてたのだが、退職を決めた頃から徐々に減らして、退職の二年前からは今でも、休日の前の日以外は呑まないようにしている。
これがなかなか調子が良くて、飲酒しないと翌日午前中の頭の冴えがぜんぜん違う。
一方で、飲酒した翌日午前中は、脳の働きが明らかに鈍って、あまり難しいことは考えられないし、創造的な活動も無理だ。
いい意味としては、飲酒の翌日はほどよく頭が休まる、というのは大きなメリットなのかも知れないから、今の週二回だけの飲酒は丁度いい。
お酒の量を減らして大きく変わったのが血圧だ。
上が130以上で推移していたのだが、平日飲まなくなってからほんの二週間ほどで下がり、それからは130を超えることはなくなった。
今は125に行くことも珍しい。
体質にもよるが、塩分のコントロールも大切だ。
最近は、あまり塩分を控えすぎるとボケが早くなるとか、いろいろと逆説も出てきているので、過激な断塩は危険のようだが、何も考えずに摂っていると塩分過多になっていると思うので、多めの人は見直すといいだろう。
私の場合はもともと塩気が強いものは好きではなかったのだが、十年ほど前に同居の父親が大動脈解離を患って以後、家庭で減塩対策が徹底されたので、かなりいい塩梅の摂取になっていると思う。
退職後の現在の大敵はなんと言っても間食だ。
家にいるとどうしてもついつい手が出てしまう。気をつけなければならない。
血圧や体重を日頃は記録して、たまに見てみるとトレンドが見えておもしろい。
「あ、やっぱ正月飲みすぎたから上がったんだなぁ」
という具合によく分かる。
血圧計もそれほど高価なものではないから、もし持っていない人は購入しておくことを強くおすすめする。
血圧を測定するのに、血圧計の誤差を云々する人がいるが、絶対値はあまり問題ではなく、毎日の変化を見ていて、やばいと思ったら手を打つ事が重要だ。
だから安いものでもいいから、同じ血圧計で毎日同じ時間に測定し、たまに傾向をみるといい。測るだけで傾向を見ないというのでは効果は半減どころか1/10も無くなってしまうだろう。
データをPCに取り込んでグラフ化してくれるモデルもあるので、機種選定も結構楽しい。
私の場合は、起床後から朝食の前までの落ち着いている時に測ると決めている。
一生懸命に企業のため事業のため家族のために働いてきたのに、退職して間もなく亡くなってしまう人がいる。
そういう人の話を聞く度に悲しくなってしまう。
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今日の一曲
「Johnny B.Goode」Chuck Berry
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