ネット記事の引用で自分のブロクを書くのはあまり好きではないのだが、考えたほうがよさそうなトピックだったので以下引用する。
これまでの報道では、いわゆる「中国共産党関係ブラック企業」の筆頭はアパレル事業という事にされていた。
従ってファストリ辺りが攻撃されていたわけだ。
しかしこの記事によれば、というかこの記者が「有価証券報告書をもとに売り上げに占める中国市場の割合」を算出できた企業だけに絞って抽出した結果、相当数のB to B企業の名前が上がってきた、という記事だ。
要はこれは各社の有価証券報告書という事実を元に数字をまとめた結果を記事にしたものだ。
こうして出てきてみると、と、言うか確かに考えてみるとアパレルだけが問題の訳がないという事があらためて良く分かった。
但し、このリストは中国依存の程度を現しているのであって、ジェノサイドに加担している度合いを示しているわけではないが、B to B企業が水面下で、中共と共にどれほど暗躍しているのか、はよく分かるデータだ。
これを見て、今までの報道と大きくイメージを変えなければいけないと思った。
さて話は変わって、先日5月5日に久しぶりの日韓外相会談が行われたそうだが、見出しだけ見てもこの違いはヒドイ。
ANNnewsCH「茂木外務大臣 韓国の外相と初会談も 議論は平行線」
この二つの記事は、全く同じ出来事について書かれているのに、一方は日本の外相が先方に「解決を要請」したという論点なのに対して、朝日は「議論が平行線」が論点だったというわけだ。
いくつかの記事を総合すれば、どちらの記事も情報として”間違ってはいない”という事は理解できる。
但し、日本の日本語の報道として考えた時に、果たしてどちらが正しいのか?
と考えてみれば答えは容易にわかるだろう。
朝日としては、朝日が認めていない敗戦国日本の立場を取るつもりは毛頭ない、というスタンスで、どちらかと言えば韓国側の立場に立った見出しを用意した、というのが実際なのだろう。
一般的に考えれば、解決済みの問題については議論は発生しない。
これはどんな事でも同じだ。
決着済みの話を改めて「論議」したいというのは、日本語では話を蒸し返す、と言って公式な場面では、それはやってはいけない事だ。
しかしその、発生するはずのない「議論」が、さもあったかのような書き方は、事実を傍に避けて自身の主張を全面に出したい、という、本来報道機関としてあってはならない姿勢であり、看過できない事だ。
話はもう一つ。
コロナについての報道にも、どうも納得がいかない。
現在の”第四波”と言われているこの状態の主な原因は変異株だといい、これは事実のようだ。
しかし報道では、この”第四波”の原因は、若者であり飲酒だとしている。
でもよく考えてみて欲しい、変異株はどこから来たのか?という事を。
変異株は国内で変異したものではなく、ほぼ全て海外から入ってきたものなのだから、”第四波”の原因は入国を制限しなかった政府の失態なのだ。
2020年、他国の旧正月を気にするあまり入国制限を渋り失態を喫したにも関わらず、今回の変異株についても入国制限を行わず、今もほぼスルーの状態が続いている。
そしてこの事はどの報道機関も取り上げていない。
やれオリンピック開催はどうだ、医療崩壊だ、とは流すのに、だ。
3日にはインドから帰国した方が成田の検疫所で亡くなったそうだが、そもそも入国を許している事自体に問題が有る、と思っているのは私だけだろうか?
そして、その事を論点として報じない報道機関は正常だと言えるのだろうか?
さて、このように報道をそのまま受け止めてはいけない、という今のこの世の中について、これを読んでいただいている皆さんはどう思うだろうか?
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今日の一曲
「Top of the World」The Carpenters
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