中国出張が多かった頃から、中国茶をよく飲むようになった。
今の中国は嫌いだが、悪いのは中国共産党であって、あの大陸とそこに古くから住む人々や文化が悪いわけではない。
中国出張中に、私の行動や仕事を支援してくれた現地の方々に悪い人はいなかった。
実際、レストランで食事をして、カードで支払った後、返してもらうのを忘れてホテルまで戻ってしまった事があったのだが、30分ほど後にホテルのフロントから連絡があり降りてゆくと、そのレストランのマネージャーがカードを持って来てくれていた。
スキミングされたんじゃないかと心配したが、その後一切被害はない。
そのレストランはうちの会社の皆が頻繁に使っていたし、おそらくそのマネージャーは私を覚えてくれていたからだろうが、それにしてもまるで日本国内みたいな一件だった。
中国人は知っている人間との繋がりを重視する、という事もあったのだろう。
深セン市の定宿の隣には、少し高級な中国茶の専門店があったので、自分用やお土産で出張の度に買ってきた。
その店では日本語は一切通じないが、お茶を買うといつも奥の試飲の部屋に招かれて、いろいろと飲ませてくれて、他の客と一緒に雑談の和に入れてくれたのだが、私は中国語はほとんどわからないので、いつもポケットに入れていた「旅の指差し会話帳mini」を駆使してコミニュケーションしていた。
こういう会話は疲れるけど楽しいね。
今は毎朝コーヒーを淹れて飲んでいるが、昨日から胃が弱っているような感じがしているので、今日は中国茶を飲むことにした。
淹れ方は様々あるようで、中国と台湾でも推奨の方法が異なるようだが、私はあの深セン市のお茶屋に”簡略方式”として教えてもらった淹れ方で飲んでいる。
その方法とは、
1.熱湯で茶器を温める
2.茶こしに茶葉を淹れてお湯を投入し少し揺動させる
3.最初に出たお茶は捨ててしまう
4.再びお湯を投入してお好みの濃さになるまで揺動させる
5.茶こしを外に出す
出来上がり
本当はお茶の種類によってもベストの淹れ方は違うそうだ。
使う茶葉の量は、茶こしの容積の1/5か1/4くらいで、あとはお好みで調整だが、茶葉はかなり膨らむので、膨らんだ茶葉が茶こしから溢れてしまわない程度にしておかないとまぁまぁの惨事になる。
中国茶の良いのは、丸一日何度淹れてもそれなり出てくれる、というところ。
台湾に出張した時に、この淹れ方について駐在員(台湾人)に話したら、それは邪道だと言われた。
彼に言わせると、台湾では簡略方式で飲む人は殆どいない、という話しだったが、中国茶を正式な手順で入れるには道具も必要だし結構面倒だから、それが本当かどうかは未確認だ。
いずれにしても、早く中国が中共から開放されることを祈るしかないな。
話は変わって今朝、ウォーキングで出てみたら、もう殆どの田んぼは田植えが終わっているようだった。
風がなく将棊の頭が水面にくっきりと映り込んでたよ。
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今日の一曲
「流星雨」F4
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