先週は退職前の手続きについて羅列してみた。
今日は退職後に行っておかなければならない手続きなどについて羅列してみる。
退職前と同様に、手続きについては総務部が用意してくれた冊子を参考にした上で、退職後については自分できちんと責任を持たねばならないので、インターネットなどで追加の調べをしながら進めてゆく。
1.年金の切替
退職後すぐ別の会社に就職する場合はその会社の総務部に、私のように就職しない人は国民年金に切り替えが必要だ。
直接年金事務所に行ってもいいようだが、市町村役場で手続きしてもらうのが簡単。奥様が自分の不要になっている場合は同時に手続きが必要。
私は伊那市の市役所に行き、その手続きは30分程度だったか、簡単だった。
必要な書類は自分の年金手帳と印鑑(シャチハタ可)だけだ。
そうそう、退職時に忘れずに年金手帳を返却してもらっておかなければ手続きはできないので注意しよう。
2.雇用保険
退職後すぐ別の会社に就職する場合はその会社の総務部に、前の会社で発行してくれる「雇用保険被保険者証」を提出すれば後はやってくれるはずだ。
私のように就職しない人は先ずは所轄のハローワークに行く。
「離職証明書」を提出し設置されているパソコンで自分のデータを入力して登録する。
登録されると「雇用保険受給資格者証」が発行されるので、それから毎月受給の前にはハローワークに行き再就職についての相談と報告を行うことになる。
雇用保険は積立保険ではなく、失業中の生活保険だから、再就職する意志がない場合には受給できない。
あくまでも就業の意志がある事が受給の条件だという事を忘れてはいけない。
3.確定申告
退職した翌年の2月から申告ができるので、所轄の税務署または市役所に相談して手続きを行う。これはなかなか難解な作業だが、書類さえ揃っていれば申告作業自体はそれほど時間はかからない。
私は地元の税務署が申告の時期だけ設置する特設サイトに行って手続きをしたが、1時間程度で済ますことが出来た。
4.お金について
就職する場合もそうでない場合も、退職金には手を付けない事を強くお勧めする。
退職金は勤め人だった我々にとって最後の砦だ。
私の場合は持株会の額が退職金を上回るが、それでもこれにも手を付けていない。
もし手を付けなければ退職後の生活が成り立たないのであれば再就職をするか、または再雇用を選択して引き続き会社にしがみついているべきだ。
退職金をどのように増やしてゆくか、については様々な方法はあるが、よほどそちらの方面に精通している人以外は「投資信託」それも手堅い日経225連動とか、今なら全世界投信などの安定している銘柄を選んでおき、一部をグロース系の銘柄にしておくかどうかなどは個人の戦略になる。
5.その他
税金の請求書が来るので支払う。分割支払いができるようになっている。
全体としてマイナンバーカードが有ると、なにかと手続きが簡単のようだったので、まだ持っていないなら退職前に取得しておいたほうがいい。
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今日の一曲
「Hotel California」Eagles
*本ブログに掲載している広告とリンクを除く全ての写真はtomo1961又はその家族が撮影したものです。
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50歳から再度山に登り始めたお話を小説風に書いています。
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