tomo1961’s blog

-55を過ぎてギターを始めた男が早期退職した後の顛末'ing-

趣味について 「ギター」その2 [No.2021-076]

 

先週の記事で、ギターは練習もせずにいじってばかりいると書いた。

 

tomo1961.hateblo.jp

 

その記事で、普段使っている古いMorrosのW-20を紹介したが、実はテレビがある小座敷にもう一本置いていて、テレビや録画やDVDを観ながらちょこちょこ練習するのに使っている。

 

こちらのギターは正真正銘ホンモノのボロギターで、リサイクルショップに1,000円で置いてあったもの。

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写真の通りステッカーが貼られていたようで、よせばいいのに剥がしてしまってあったので、トップとヘッドにその日焼けの跡がくっきり残っている。

 

ネットで調べてみると、

YAMAHA FG-251、1978年製、当時の定価は2万5千円。

ラベルの色がオレンジなので、今はヤマハの「オレンジラベル」と呼ばれているそうだ。

 

この年代のYAMAHAのFGシリーズは”ビンテージFG”とも呼ばれている。

年代によってラベルの色が違い、赤ラベル、グリーンラベル、ブラックラベル、オレンジラベルがあるらしい。

 

しかし、ビンテージとして価値があるのは赤ラベル及び中ランク以上のグリーンラベル、ブラックラベル。

低価格モデルやオレンジラベルのFGにはあまり価値はないのだそうだ。

 

ま、だから安かった(適正価格)って事だな。

 

このギターは、ペグは汚れていただけで機械はしっかりしていたので、クリーニングだけしてそのまま使っている。

 

ヘッドにイニシャルのステッカーが貼られていたらしく、「H」と「K」の文字が日焼けとして残っていて、ダメ押しで私が不用意にサンドペーパーを掛けてしまい、表面のラッカーが部分的に取れてしまったので、見た目が悲惨な事になっている。

 

ナットはバキバキになっていたのでTUSQ製に交換して、フレットとの隙間をかなり低めに調整してある。

 

サドルもブリッジピンもTUSQ製のものに交換済みだ。

 

フレットは結構残っているのでそのまま。

 

音はMorrisに比べると少し下品で大きな音だ...かなり表現力に乏しいが、私にはそう聞こえている。

 

先日雨が降った日、突然「FGの弦高調整をしなくては!」と思い立った。

 

現状の弦高は12Fで2.7mmだから、ストロークで弾くのならまぁいいが、今練習しているのは指弾きなので、かなり高めで弾きづらい。

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これを2mmくらいにしたい。

 

ネックの反りは殆どないし今回もネック調整はやらない。

このギターを含む標準的なアコースティックギターは、12Fの位置が全長の調度真ん中になっているので、単純な比率計算でサドルを下げる寸法が出る。

 

( 2.7mm ー 2.0mm ) X 2 = 1.4mm

 

サドルのところで1.4mm下がれば良いという計算になるので、サドルを取り外して現状の寸法を測定してみる。

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サドル高さは7.3mmなので、削る量を計算する。

 

7.3mm ー 1.4mm = 5.9mm

 

削った後のサドル高さが5.9mmになっていればいいという事だ。

 

さて、サドルの削り方には、世の中に様々な方法やご意見や信念や批判や思い込みなどなどがあるようなので、怖いので、私がどういうやり方で削ったのかは発表しない。

 

私の考えとしては、ギターの機械的な構造を考慮した上で、機械工作の基本を守って加工すれば、どの様な方法でもいい(正しい)と思っている。

 

削った後のサドルの寸法は、このように約6.0mmとなった。あと0.1mmを攻めるかどうか迷ったが、やり直しが効かない作業なのでここまでとした。

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弦を張って弦高を測ると、2.0mmより少し下がっているくらいか?という感じだから計算見通りうまくいった。

 

計算通りになったという事はネックの反りもほぼ無いという事が数字上でも裏付けられたという事だ。良かった。

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演奏してみると、当たり前だが格段に弾きやすい

 

うれしい。

 

試しにストロークしてみると4,5,6弦は少しビビっているようだが、まぁテレビを観ながら手遊びする程度にしか使わないし、今は指弾きしかやらないから問題無しとした。

 

Morrisの方の弦高も2.0mmくらいだが、こちらはストロークしてもほとんどビレない。

 

今練習している曲は「Lemon」だが、さすがに3ヶ月以上やっているので、出来ていもしないのに飽きてきている。

 

そこで、やはりぷりんと楽譜のサイトで検索して観ると、私の好きな中島美嘉さんの「桜色舞うころ」の初級のギター・ソロ譜面があったのでゲットした。

 

「Lemon」の練習の合間に、こっちも少しづつ手を付けていきたい。

 

ちなみにこっちのギターには高価なコーティング弦は使っていない。

 

K-garageかAriaの一番安い弦なので、コーティング弦と比較すると指が引っかかるし少し弾きにくいが、あんまりお金をかけたくないし、もう買いだめしちゃってるので当分この安い弦を使ってゆくつもり。

K-GARAGE アコギ弦 A/G .012-.053 ライトゲージ

K-GARAGE アコギ弦 A/G .012-.053 ライトゲージ

  • メディア: エレクトロニクス
 

 

 

ちなみにMorrisに張っているコーティング弦はこれ。確かにいいし長持ちはするけど高いよね。

 

*書いた後に気がついた!弦高を測ってたのが11Fだった!痛恨っ

 



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今日の一曲
「桜色舞うころ」中島美嘉

桜色舞うころ

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  • 中島 美嘉
  • J-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

 

Music

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  • アーティスト:中島美嘉
  • 発売日: 2005/03/09
  • メディア: CD
 

 

*本ブログに掲載している広告とリンクを除く全ての写真はtomo1961又はその家族が撮影したものです。

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