日曜日は世の中の話題に関連して書く事にしたんだが、ここんところ、どうしてもこっち絡みの話題に ”むかつく” ので、避けているのだが書いてしまう。
先日「外資の土地買収調査法案」の通過が与党内の「慎重派」と呼ばれる反対派によって危ぶまれている、というニュースを見た。
野党や市民グループの反対ならば、これはイコール特定アジア地域の国々の代弁者なので、納得は出来ないが、今の情勢から見てそのロジックはまだわかる。
しかし、与党内にまでそういった勢力が入り込んでいて、未だに国民の足を引っ張っているというのは誠に残念な事だ。
私はセブ島の駐在経験があると何度か書いているが、フィリピンの法律では外国人は土地を買う事も出来ないし、そもそもアパートやコンドミニアムを契約するにも、フィリピン人の名前を借りなければならないし、事業体を外国人名義では興すことも出来ない。土地を買うなど以ての外だ。
日本のように外国人が国土を買ったり、自由に事業主になれるような国は、他にあるのだろうか?
駐在中の休日は、よくスキューバダイビングに行っていたのだが、マクタン島で潜る時には、会社の総務部の現地在住の日本人の方に紹介してもらった、現地のダイビングショップに行っていた。
しかし、たまにセブ島の西側にあるモアルボアルという街に”遠征”する時は、やはり不安なので日本人が頼りだ。
*Pescador島のポイントに向かうボートで。
確かこの背中...本田さんご本人だったと思う[2006.12.12撮影]
そこで我々はDACOZY Beach Resortという小さな、日本で言えばペンションの規模のリゾートホテルを利用していた。本田浩二さんという方が実質的なオーナーで、本当に素晴らしいところなんだ。
DACOZY Beach Resort
http://www.dacozymoalboal.com/japanese/index.html
”実質的な”というのも、フィリピンでは外国人は土地は買えないし、事業も興せないので本当の登記上のオーナーはフィリピン人の奥様になっているという。
「ボクなんかヨメさんに捨てられたら即路頭に迷いますから」とかって冗談を言っていたと記憶している。
その頃日本では、もう北海道の土地を中国人が買っているとかいうニュースが出てて、しみじみ「日本は遅れてるなぁ」と感じたもんだ。
それに、国民の多くがこういった世界の常識を知らないし、報道にも制限がかけられていて、日本は資本主義国家ではあるが自由主義国家ではないな、と思い本当に残念でならない。
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今日の一曲
Carol Banawaは当時フィリピンで流行っていたシンガーの一人で、声は美しいし美形だしで駐在中にリリースされた彼女のCDは全部買ってたなぁ
その中でもこの「Ocean Deep」は数ヶ月TOP10に入っていた。今でも聴いていると気持ちが一瞬でPanagsama Beach辺りにトリップしちゃうゼ
「Ocean Deep」Carol Banawa
「Ocean Deep」はアルバム「Follow Your Heart」の2曲目。しかしCDは日本では販売されていないようだ。だがこのアルバムが秀逸なんだよ!!