ギターについて、である。
だが、実はこの話題を記事にするのは最も気が重い。
もともと、このブログを立ち上げるきっかけはギターだし、サブタイトルにもしている。
55歳になった年の12月に始めたのでもう5年目に入っているのに、
全然弾けるようになっていないんだよ。
月に2度レッスンに通ってるし、まだまだ練習時間は足りていないとは言えまぁまぁ練習しているんだが、まともに通せる曲が、
まだない。 ←「吾輩は猫である」の ”〜名前はまだない” 風で
これは私が趣味ではモノ中心で考える質(タチ)である事がいけないのだ。わかっているんだけどやめられない。
勤めてた頃、仕事では目的に対して如何に効率的に回り道せず、且つ正しく進めるか?を考えていたが、その反動だと思うのだが、趣味はその”手段”自体を目的にするからこそ面白くなるのだ。と思っている所がいけないのだ。
このMorris W-20というギターは四十数年前の古いものだが、当時定価2万円の安いモデルで、今でもヤフオクで数千円から1万円くらいで手に入るようなものだ。
私も3千円で手に入れた。
が、ペグを新品に交換したり、ナット、サドルとブリッジピンをTUSQ材のものに交換して弦高を低めに調整したり、弦を色々試して ELIXIR NANOWEB に辿り着いたり。
と、いじってばかりだった。
だから、かなり弾きやすくなったし、TUSQのおかげでそこそこ音もいいと思う。
よく安いギターはチューニングがずれると聞くが、古いギターは一度合わせれば数週間でも安定しているから、これはメリットだと思う。
まぁしかし、こんな事をやっているので、当然上達しないのだ。
今までもそうだった。
例えばスキーにハマっていた20代は、ある東欧のアルペン選手がケスレーというメーカーの板を使っていたのだが、私は先ずはこの板を買った。なぜならカッコよかったから。それだけ。
当時SAJのバッヂテスト1級取得に挑戦していたのだが、しかし、この板は操作が難しい特性であって、トップもテールも硬い板で、ブーツの先から40Cmくらいの所がたわむような?感じ。
特にテールの硬さがスキーの操作を難しくしていたと思う。
受験3回分くらいはこの板の取り扱いの難しさによって損をした。
結局その後、使いやすいYAMAHAの大回転用の板を買い、買った最初のシーズンに一発で合格となった。
当時の板はスピードが出るとすぐに不安定になるため、皆ある程度うまくなると長い板を使っていた。私のケスレーは200Cmで、YAMAHAは202Cmだ。
当然扱いにくい。
本来、バッヂテストに合格する、と言う目的のためなら、乗りやすいモデルの少し短めの板を使ったほうが良かったに決まっている。
当時で言えば例えばロシニョールの4Sとか、長さも195Cmくらいにしておけばすごく乗りやすい。実際1級の試験にパスした後この板を買ったのだが、滑っていて今までの悩みが何だったのだろう?と思ったのだ。
当然こういう事は当時もわかっていたのだが、モノから入っている事を良しとしている私のような者は趣味になると判断がダメダメなのだ。
話をギターに戻す。
今練習しているのは、米津玄師の「Lemon」のギター・ソロの曲だ。
ヤマハが運営している楽譜販売サイト「ぷりんと楽譜」にある中で一番初級の譜面で、全編頑張るのは大変だということで、先生のご指導で、最初から弾いていって11小節から36小節までを2度やって終わり、という事にして練習してきた。
一応下手なりに強引に押し通せば、なんとか最後まで弾き通せるようにはなった。
先生には、もうほとんど出来てるから、あとはリラックスして弾けばいいんだよ。
と言われてるんだが、なかなかそのリラックスが出来ない。
指板を覗き込まず、体を常に中心にして、難しいところでも左手の方に体が呼ばれないように!人の関節というのはこういう風に動作するので、正しくて楽な姿勢はこうだよ。
と、言われてその通りに出来ると、なかなかどうしてうまいじゃんオレ
ってなるんだが、それが二度三度と再現できないんだよな、これが。
加齢もあるんだろうな...あーあ
ま、でも楽しいからいいや。
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今日の一曲
難しいけどいい曲だねぇ
何度も何度も弾いてるけど飽きないもんね。
「Lemon」米津玄師
*本ブログに掲載している広告とリンクを除く全ての写真はtomo1961又はその家族が撮影したものです。
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50歳から再度山に登り始めたお話を小説風に書いています。
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