以前の記事で、趣味は(取り組みが)軽いものから順番に書いてゆく、としたのだが、スポーツ観戦はともかく”酒”と”コーヒー”についてはなかなか深く、書きたいことがたくさんあるので少し時間をいただくことにした。
従って今回は音楽という趣味について。
退職後は大抵の場合人と合う機会が減るし、まして今はこのコロナ禍で人と会えなくなっている。私も実際そうだし、だからこそこういう時は音楽が大切だ。さらに言えば時間がある今は大いに音楽を楽しめるチャンスだと思う。
自分としての”音楽”は音楽鑑賞とアーティストの鑑賞である。自分で演奏するのは今のところ下手なギターだが、とりあえず鑑賞とは分けて考えることとする。
音楽との出会いは中学生の時のクラッシック音楽であり、それ以前に出会ったものはあったとは思うがはっきりとした記憶はない。吹奏楽部に所属していたので自然にクラッシックを聴き、ベートベンにハマり、毎日帰宅すると当時居間にあった父親のTRIOの大きなオーディオシステムを大音量にして聴いていた。
もちろんレコード盤だし、真空管式のステレオセットだった。
同じ頃、学校の音楽室に皆で忍び込んで持ち寄ったレコードを聴いたりしていたのだが、カーペンターズの”プリーズ・ミスター・ポストマン”の歌い出しのカレンさんの声に一瞬で”落ちた”し、サイモンとガーファンクルなんかも、たしか最初に聴いたのはその場だったと思う。
その頃ラジオではクイーンのKiller Queenが頻繁に流れていたというのは今でも覚えているので、ロックもあの頃から好きだったのかな。
高校に入ると同じクラスに軽音楽部がいて、休み時間になるとジャラーンと鳴らしていたので楽器に触れる機会も多く、自分は無線部だったので知識を生かして家の二階の屋根に大きなアンテナを建てて、BBCやVOA,ABCオーストラリアなどで海外で流行っている音楽を聴いていた。あ、アンデスの声というエクアドルの放送局も日本語番組があったと思う。
高校ではスモーク・オン・ザ・ウォーター(Deep purple)がめちゃ流行ってたなあ。
軽音もやってたけど、俺らみんなふざけて口でやってた。
高校でロックを聞くようになったのだが、中学から聴いてたクラッシック音楽、例えばベートベンの第五やホルストの惑星、ドボルザークの新世界などが、妙にロックと繋がっているように感じていた。
若い頃から音楽にはかなりの雑食だったということか?
大学時代厚木市に住んでいたが、その頃は荒井由実やイルカ、尾崎亜美のような、由実様の当時の言葉を借りれば”四畳半フォーク”ではないフォークPOPを聴いていた。
みんなで辻堂あたりに繰り出した事もあったので”14番めの月”に入ってる”天気雨”の現場に行ったりして、というか友人の一人はサーフィンをやっていたので本当にGODDESSに通っていたそうだ。
ボロボロだけど車もバイクも持っていたので、相模線には2度ほど乗っただけかな?
もちろん住んでいた土地柄サザンオールスターズもよく聴いていたな。
その頃、友人の一人がジャズファンで”今はフュージョンだぜ!”といって、シャカタクや荒川バンド、SQUARE(後にT-SQUAREに改名)、カシオペアなどを聴かせてくれ、そちらにもハマっていった。荒川バンドの”Lena”というアルバムはLPレコードで今でも大切に持っている。
この”Lena”は比較的最近CD版が再販されたのだが、気がついた時には既に完売だった。今ではその中古品がプレミア価格(1万5千円ほどで)で出回っている。
あと、これらとは少しジャンルが離れるけどMatchBoxも車でよく聴いてたなぁ
そんな感じの一方で、当時デビューしたばかりの松田聖子さんもよく聴いていた。”青い珊瑚礁”だけを両面に繰り返し録音した60分テープを作って、オートリバースのカセットデッキで流し続けることも多かった。
洋楽ではビージーズやBeach boys、当時ブリジストンのCMで”I get around”が使われてて、サーキットの映像に合っていてよかった。そうそう、この頃自分でもサーキットを走ったりもしてモータースポーツに少しかぶれていた(詳しくは後に”車”関係の記事で書きたいと思う)ので、この曲にもハマったな。
The Very Best of The Beach Boys: Sounds of Summer
- アーティスト:The Beach Boys
- 発売日: 2003/05/23
- メディア: オンデマンド(CD-R)
今になってリトグリにハマったのは、Beach Boysを聴いていた影響かもしれんなぁ
社会人になると忙しさで、残念ながら自分でレコードやCDを買って聴くようなことは極端に少なくなったが、スキーに行ったときなんかにまたにドライブインでカセットを買うことがあった。
そうして買ったカセットは今でも持っているが、ジャンルはでたらめだ。
ジューシーフルーツ、高橋真梨子、白井貴子、松任谷由実(「天国のドア」を買った)、マドンナなどなど。
その後は仕事仕事時々子育て、という人生だったなぁ
3人の子が生まれた時期をその時々に開発担当していた製品で覚えているという、悲惨な記憶になっている。
再び楽しく音楽を聞くようになったのはセブ島での駐在員時代だ。
フィリピンの人々は、旅に行ってきた人の話を聞く時、”静かだったよ〜”というと顔をしかめる。”にぎやかだったよ”というと”楽しかったんだねー”というのだ。
その”にぎやか”さは殆どの場合音楽で、大体どこに行っても大きな音で音楽が流れている。そういう土地柄だ。
私も街で流れている曲が良かったりすると調べたりして聴くようになった。
その頃ハマったのは、フィリピンのシンガーCarol Banawa、Sarah Geronimo、Kyla、Rachelle Ann Goなど、あとはAvril LavigneとBritney Spearsも同じ時期。Rolling Stonesもこの頃からよく聴くようになった。
CDは輸入盤で1,000円程、現地のはその半額以下だったから、気兼ねなく買うことが出来た。が、帰国時の荷物になり大変だった。
Rolling Stonesは、自分にとっていつから聴き始めたのかわからない唯一のアーティストだ。気がついたには手元に1枚のCDがあったのだ。いつ買ったのか何故買ったのかがわからないのだがお気に入りのベスト版だ。
今ではほぼ全てのCDを持っていて、とくにキース・リチャーズの大ファンである。伝記も持っていて5回位は読んだかな。
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の出演シーンには興奮して飛び上がったぜ。
今でも新しいアルバムがリリースされるたびにTSUTAYAで買うか、事前に楽天ブックス予約を入れるかのどちらかでタイムリーに手に入れている。
ここ数年、というかいつだったのか、YouTubeのお勧めに、Reiというギタリストが彼女の部屋(と思われる)のソファの上であぐらをかいて”BOOM BOOM”を歌っているのが出て、その動画(公式)を観て即ハマった。
【Rei】PLAYS... John Lee Hooker / BOOM BOOM
”ORB”の頃だったと思う。彼女のCDは今のところコンプリートし続けている。
それからは、なんとなくメディアに出ているアーティストは広く聴くようになった。
その頃乗っていたのはトヨタのアイシスというファミリーカーだったが、購入時に音関係は奮発したので、通勤時は自分のオーディオルームを楽しむことが出来た。
ある日、”君はロックを聴かない”がFMで流れていて、”あいみょん”なんていうふざけた名前でなんだ?!と思ったが、かなり頻繁に流れているのでそのうちにハマってしまった。最初は反感があったのに割と簡単にハマった。最新アルバムの4曲目”さよならの今日に”はいい。
Little Glee Monster(通称:リトグリ)はデビューする前から知っていたが自らCDを買うほどではなかった。しかしあいみょんを聴き始めた同じ頃、YouTubeでリトグリが”明日がまた来る”のカバーを歌っているライブ映像をみた時に”おっ!これはちょっとこっちからハマりに行ってもいいかな”と思い、そしてハマった。この動画(公式)だ。
【Little Glee Monster】DREAMS COME TRUE/朝がまた来る(cover)
やっぱコーラスが素晴らしいね。そして自分の子供と同じ世代なので、お父さんのつもりになって聴いている。6人がみんないい。彼女達それぞれのキャラクターも楽しい。木曜日のミューズノートは欠かさず聴いている。
麻珠さんが抜けてしまった事は本当に残念である。
最初はmanakaさんの男前の声に惹かれ、MAYUさんのファルセットからのアサヒさんの優しい歌声、かれんさんの強烈なフェイク、麻珠さんの感情の入った声、そして芹奈さんのエモい歌い方の良さにまでハマってゆくのにはそれほどの時間はかからなかった。
ベストアルバム”GRADARI∞N”のDISK1は、オリジナルと比較しながら聴くと...”深い”!
こんなわけでiTunesのライブラリには、この記事を書いている時点で4,466曲が登録されている。これからも増えていくと思う。
Apple Musicに登録すれば聴き放題とはなるが、古い人間ゆえ やっぱりCDが欲しい。
まだ語り漏れている曲やアーティストが残っていると思うので、音楽についてはゆくゆく「その2」,「その3」と語っていきたいと思っている。よって、この記事の題名も予め「その1」となる。
それでは今回はここまで。
-----
私のもう一つのブログ「50歳からの単独行」も、是非御覧ください。
50歳から再度山に登り始めたお話を小説風に書いています。
こちらからどうぞ↓
https://tomo1961.hatenadiary.jp/