tomo1961’s blog

-55を過ぎてギターを始めた男が早期退職した後の顛末'ing-

老後のお金のこと [No.2021-005]

この記事に興味を持っていただいている方々はおそらく同年代だと思うが、私達の年代は平均的にはお金についてどの程度の知識をお持ちなのだろうか?
はっきり言って私は退職時にはほとんど知識を持っていなかった。

皆さんも、特に金融や経理に近い仕事をされている方以外は、ほとんど知識がないのではないだろうか?はたまたそんなのは自分だけだったのかなぁ?

 

退職後いろいろな本を読んでいることは前に書いたが、お金に関してその知識が得られそうな本を退職の数年前から集めていた。

具体的には後々紹介してゆきたいと思う。

 

 

 

どの本にも同じようなことが書いてあるが、私の考えは特に遅れていたのだと思うが、自分の頭の中に”投資”=いかがわしい、汚らわしい、という等式をつくっていたのでこれらの本は随分考え方を変えるきっかけになった。

いわゆる”情報商材”という類のものにも手を付けてみたが、始めてまもなくネット上で無料で得られる程度の情報しかないということがわかり1ヶ月のうちにすべて解約した。5万円ほど捨てただろうか?

さらには、1度だけだったが、”元本保証の良い投資があるが検討しませんか”という勧誘電話があった。”元本保証”という時点で証券取引法違反である、という知識があったので、投資できるようなお金なんて持っていません、と言って断った。

こういうのはお金があるような素振りをすると執拗に勧めてくると聞いたことがあったし、お金がありそうだといえばその後彼らの横情報として流れてしまうので、何度も電話がかかってくるようになってしまうらしい。

この時も”お金がないなんてそんなぁ退職金はあるでしょう?”と言ってきたので、退職金なんて借金返済でもうなくなっちゃったよ、と言うと”そうですか”と電話は切れた。

詐欺師相手に見栄張っても何もいいことはない。

 

最初の1ヶ月はデイトレと中長期を並行してやっていたが、デイトレは投資や経済動向の知識を持った上で、瞬発力とバクチ的なカンがなくてはならず、自分にはそのスキルはないと気付くのにそれほど時間はかからなかった。

デイトレでも数万は損してしまった。

 

また、これまでの学習をもとに、FX他”レバレッジ”がかかる商品には一切手を付けないことにした。証券口座にも信用口座は開設していない。バクチはしないほうがいい。

その後、チャートの読み方や投資運用に関わる用語などを理解してゆき、中長期に絞って銘柄選択をして、数カ月後米国株(レバレッジがかからない口座で)も始め、動かしている元本は一千万を大きく下る程度の額だが、直近半年間は米国株が調子良く毎月生活費以上のリターンが出続けている。

 

退職金は全額地元の銀行経由で投資信託にしたが、自分で自由にポートフォリオを組めるネット証券の方が短期的なリターンは期待できると思う。でも今までの付き合いもあったし手数料に見合う対応はしてくれるので、これはこれで結果良かっただろう。

この投信は65歳まで寝かしておくという想定で選定した。

会社の持ち株は、会社指定の証券会社に口座を開き、退職時点にその口座に株券(もちろん電子上で)として払い出される。その後はすぐにでもインサイダー規制の範囲で手続きして売ることもできるが、その手続に従うと週単位の待機期間があったりして、面倒で且つタイムリーに売ることが出来ないし、漠然とだが自社株はまだまだ上がると思ったので、株式のままにしてある。

一時15%以上値を上げたが今は退職時の額に戻っている。ちょっと後悔。

まぁインサイダー規制に従わなければならないのは退職後1年間なので、もう数ヶ月経てば自分でタイミングを見てちまちま現金化すればいっかな。

月々少しづつ現金化して、ドルコスト平均法で順次複数の投資信託を買ってゆく。これも65歳までは手を付けないようにしたい。

 

以上がお金に関する私のケースだが、人それぞれやり方があると思うし、なにしろ誰にも予測できない”経済”に掛けるのが投資なので、正解はない。自分のお金なので後悔のないように動かしていければ良いと思う。

 

 

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私のもう一つのブログ「50歳からの単独行」も、是非御覧ください。
50歳から再度山に登り始めたお話を小説風に書いています。
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