tomo1961’s blog

-55を過ぎてギターを始めた男が早期退職した後の顛末'ing-

退職願い

定年を待たず早期退職することにした。

定年退職日まで1年と7ヶ月を残して。それも特に先の事を考えずに、

金曜日に、上司に退職願いを提出した。

 

年末年始休暇明けに口頭で話をしてあったのだが、本当なんですね、と改めて驚かれた。

確かに、職場や仕事に特に強い不満があるわけではないし、それは普段のコミュニケーションでわかっているようで、が故に散々理由は聞かれたけど、こっちも理由らしい理由がないので説明が難しかった。

 

話してみて、自分でもあらためて認識できたのは、ひとつ一つの理由らしいものは、どれをとっても決定的ではないし、いくつかは単なるわがままのようなものだが、あまりにもそれらが沢山ある、ということが理由なんだと思う。

 

きっかけがあるとすれば、昨年の4月にいちばん下の子が就職して、3人の子育てが終了した事だったかも知れない。

 

自分たちの時代は、各機能が今のように完全な分担性ではなく、出来る者が前に出てやる。他はそれを支援する。前に出ている者が挫けたら、支援していた中でできる者が前に出る。という仕事の進め方が、個人ベースだけでなく、機能間でもうまくできていた。

 

特に開発部門と製造の技術機能との間では、時に工場の技術が設計したり、開発部門が工程に張り付いて直接生産性を把握したりといった具合だ。

 

技術部門にいた自分も設計に、それも多くは製品開発初期から設計に携わっていて、新しい機構のパテント(特許)も幾つか持っている(権利は会社に譲渡図済)。

そのうちの3つは製品に採用されていて、今販売しているモデルにも継承されているし、そのうちの二つは30年近くも、最初に提案し具現化した時の構造、寸法のまま、今の製品にも使われている。

 

だから、自分たちが量産化に携わった製品には思い入れがあるし、そういう思い入れがある製品をいくつ持っているか?という事が自慢話になるような、そういう雰囲気だった。

 

今は部門毎に仕事の線がきっちりしていすぎて、正しいか間違っているかで言えば正しいんだろうけど、仕事におもしろさを見つける余地がない、と言ったら言い過ぎだろうか?

 

そんな会社や仕事の変化からも、もうお前の時代じゃないんだよ、と言われているようで、自然に早期退職という考えに至ったのだろう。

 

”のだろう“と書いてしまうのは、決定的なひとつの理由がないからなのだよ!

と、威張ったところで、どこからも金は落ちて来ないので、退職願いという形ある物でけじめをつけた以上、今後の事にはきっちり責任を持って行かなきゃね。

 

ま、でも、ゆっくりやろうと思う。

 

これからについて、は、自分の中にはそれなりの考えはある。次回、次次回と書いてゆきたい。

 

そうだ、先ず次の記事には、細々とした沢山の”理由“を羅列してみよう。

これは自分の考えの整理にもなるだろう。